2021年に解散したDaft Punkの熱心なファンがその功績を後世に残すための取り組みを開始した。

このファンは、熱烈なDaft Punkマニアであり、Daft Punkの歴史を独自に研究するインディペンデント研究家を自称するWUBとして知られる人物。彼はXでDaft Punkファンアカウント「Daft Punk Fandom」を運営するなど、これまでにも数千時間に及ぶアーカイブ作業を行ってきた。

そんな彼は、現在クリエイター支援プラットフォーム「Patreon」を通じて、より本格的なアーカイブ活動のための支援を募っている。

WUBによるアーカイブプロジェクトは、詳細な情報をまとめたウェブサイト、貴重な写真や日々の投稿が行われるXアカウント、そして未公開映像なども収められたYouTubeチャンネルで構成されている。エレクトロニックミュージック史に大きな足跡を残したDaft Punkの「黄金期」を、できる限り包括的に記録し保存することを目指すという。

なお、WUBはアーカイヴ活動のために月額1ドルからの支援を募りながらも、彼によって集められた資料は一般公開し続ける方針だ。このことについて、「多くのDaft Punkファンにとって、このアーカイブは彼らの音楽や映像作品への重要なアクセスポイントとなっている」と語る彼は、できるだけ多くの人がアクセスできる形でプロジェクトを継続したいとの意向を示している。

この活動のPatreon支援ページはこちら。

なお、今年12月12日にはDaft Punkと漫画家・松本零士が手がけた2003年のアニメーション映画『インターステラ5555』4Kリマスター版が世界同時公開される。しかし、ファンの間では4K動画へのアップスケール作業時にAI処理が行われていたという疑惑が浮上したことで物議を醸している。

source:https://www.patreon.com/thedaftpunkhistorian
text by Jun Fukunaga

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