Rolandが、これまで日本語対応していなかった同社のサブスクリプション型サービス『Roland Cloud』を正式に日本語対応を開始。それと同時に最新ソフトシンセ「ZENOLOGY」を発表した。
『Roland Cloud』は、サブスクリプション制で現代音楽の礎となったサウンドを含んだ、50種類以上のRoland製有名機材のソフトシンセ版やサンプル、サウンドパックを利用できるサービス。使用できるソフトシンセにはTR-808、TR-909、TB-303など現在でも人気のハード機材のソフトシンセ版が含まれている。
さらにメンバーシッププランも今回の日本版スタートのタイミングで刷新。現在は“Free”、“Core”、”Pro”、”Ultimate”という4種類のメンバーシップ・プランが用意されており、各プラン毎にユーザーの用途に合わせて利用できる。
そのほかに「Roland Cloud」で利用できるソフトシンセをサブスクリプション以外でも使用できる「Lifetime Key」も用意。「Lifetime Key」を購入したソフトシンセは、有料メンバーシッププランの登録がなくても、Rolandアカウントが有効である限り、使うことができる。
一方、同じタイミングで発表されたソフトシンセ「ZENOLOGY」は、Rolandの約半世紀に渡るシンセサイザー開発のノウハウを結集した最新サウンド・エンジン “ZEN-Coreシステム”をDAW上で実現するソフトウェア・シンセサイザーで、「Roland Cloud」のみで使用できるものになっている。
「ZENOLOGY」では、収録された3000以上の音色や70以上のドラム・キットを使用できるほか、Rolandの名機のエフェクトも使用可能。さらにJUPITER-XなどZEN-Coreシステムを採用しているハードウエアとも音色を共有することができる。
使用するにはRoland Cloudに登録する必要があるが、無料版のZENOLOGY Liteは、Freeプランから使用可能。またPro以上の上位プランでは今後公開が予定されている「ZENOLOGY Pro」も利用できる。
「Roland Cloud」、「ZENOLOGY」の詳細は下記のリンク先にて。
https://www.roland.com/jp/promos/about_roland_cloud/
https://www.roland.com/jp/product