フジロックへの初出演も決定し話題沸騰中のリトル・シムズ(Little Simz)が、2025年最も注目すべきアルバムの一つとして挙げられていた待望のニューアルバム『Lotus』を〈AWAL〉よりリリースした。
全13曲からなる『Lotus』は、壮大でありながら極めて個人的なプロジェクトであり、リトル・シムズがこれまでで最も親密かつ正直な形で、自身の内面世界を音楽として表現している。プロデューサーのマイルズ・クリントン・ジェームズの手による、パンクからジャズ、ソウルからサンバまでを融合させた魅力的な音楽的背景の中で、豊かな物語と鮮やかな情景が織り成されている。それらが一体となり、シムズという女性、そしてアーティストがどのようにして現在の姿に至ったのかという感動的なストーリーが描き出されている。また、ユセフ・デイズ、サンファ、マイケル・キワヌーカ、モーゼス・サムニー、ムーンチャイルド・サネリーといった精緻にキュレーショントされた豪華なコラボレーターの参加も本作の大きな魅力だ。
リトル・シムズにとって『Lotus』のタイトルは「再生」と「成長」を象徴するもので、進化し続ける彼女のアーティスト性と、人生の様々な局面を巡るこのアルバムのテーマを反映したものになっている。この作品に散りばめられているのは、愛の優しさ、裏切りの痛み、恐怖の麻痺、自己疑念の深淵、そして突破と解放によって闇の中に差し込む光、といった多種多様な感情である。
『Lotus』のリリースに先立ち、巨匠デイヴ・マイヤーズがミュージックビデオを手掛けた、遊び心に満ちたパンク調の「Young」、愛と恐れの二面性を探求する映画のように美しい「Free」、そして名高い映像作家サロモン・ライトヘルムによるビジョナリーな映像が印象的で力強く不穏な「Flood」という3曲のシングルがアルバムの深みと広がりを示した。
リトル・シムズは、今月開催され、今年で第30回を迎える現代音楽フェスティバル「Meltdown」のキュレーターを務めることも話題となっている。これまでにキュレーターを務めたデヴィッド・ボウイやデヴィッド・バーン、リー・スクラッチ・ペリー、パティ・スミス、マッシヴ・アタックなどの錚々たる面々の中にリトル・シムズが名を連ね、6月12日から22日までの11日間にわたり、ジャンルの壁を超える画期的なラインアップを編成した。フィナーレでは彼女自身が、サウスバンク・センターのレジデント・オーケストラであるチネケ!オーケストラとの共演が予定されており、チケットは発売から数時間で完売した。
リトル・シムズ待望のニューアルバム『Lotus』は6月6日 (金) 世界同時リリース。国内盤CDには解説書と歌詞対訳が封入され、LPは通常盤 (ブラック・ヴァイナル) に加え、限定盤 (エレクトリック・ピンク・ヴァイナル)とタワーレコード限定盤 (ミッドナイト・ブルーム・ヴァイナル) も発売。限定盤LPおよびタワーレコード限定盤はいずれも数量限定の日本語帯付き仕様 (歌詞対訳・解説書付)でも発売される。国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。対象店舗にてアルバムを購入すると、先着で特製A3ポスターがプレゼントされる。
なお、最新作発売を記念して、リトルシムズの人気2タイトルが日本語帯付きLPにて同時発売されることも決定している。
abel:BEAT RECORDS / AWAL
artist:Little Simz
title:Lotus
release date:2025.06.06.
商品ページ: https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14743
配信リンク: https://littlesimz.ffm.to/lotus
TRACKLISTING
01. Thief
02. Flood (feat. Obongjayar & Moonchild Sanelly)
03. Young
04. Only (feat. Lydia Kitto)
05. Free
06. Peace (feat. Moses Sumney & Miraa May)
07. Hollow
08. Lion (feat. Obongjayar)
09. Enough (feat.Yukimi)
10. Blood (feat. Wretch 32 & Cashh)
11. Lotus (feat. Michael Kiwanuka & Yussef Dayes)
12. Lonely
13. Blue (feat. Sampha)