「Bringing power back to the creators」(クリエイターに力を取り戻す)をスローガンに、プロデュー サー、音楽クリエイターが未発表の楽曲を世界中のバイヤーやレーベルに販売できるデジタルマー ケットプレイス「SURF Music」が、2030年の万博誘致を目指す韓国・釜山市 と提携し、万博誘致の実現に向けたキャンペーンソングをSURF Musicプラットフォームを通じて制作したことを発表した。

釜山市は、2030年の万博の開催を通じた国際化と都市としての魅力を発信するため、積極的な万 博の誘致活動を展開している。その一環として、立候補都市としての存在感を世界に示すため、 釜山市は韓国が世界に誇るエンターテイメントと音楽を融合させ、世界に響くグローバルなサウンド を広く届ける取り組みを開始した。 その筆頭として、今回釜山市はBtoB向け音楽マーケットプレイス「SURF Music」との提携を発表。 SURF Musicのプラットフォーム上で活動する音楽クリエイターであるイ・ムジンとベン・サママ、そして共同作曲者であるピーター・ハンナとスカイ・アダムスの制作した「Welcome to World Expo」が万博誘致のキャンペーンソングとして採用された。

SURF Music韓国のゼネラルマネージャー、クリスティン・キム氏は「SURF Musicを使うことで、広告主やマーケティングチーム、映画監督などあらゆる人が、世界中の隠れた音楽の才能を発掘できる ようになりました」と語り、「万博が開催されれば、釜山市は全世界からの注目を集めることになります。その誘致に向けたとても重要なステージからSURF Musicを選んでもらえたことは、非常に光栄 なことです」と付け加えている。

釜山市は、エッフェル塔のあるパリやピラミッドのあるエジプトのような世界都市として、グローバル 技術開発をリードする革新性や推進力を世界へ発揮することを目指しており、行政や民間企業、国際団体、一般市民を巻き込んだ大規模な国際的イベントである2030年の万博開催は、釜山市の取 り組みを加速させるものと期待されている。

SURF Musicは、釜山市の2030年の万博誘致というニーズに応じて、アーティストやプロデュー サー、ソングライターを世界中から発掘するサポートを展開。釜山市側からキャンペーンソング制作 のリクエストを受けたSURF Musicは、アーティストが制作した未発表音源のプレイリストを提供し、 最終的に絞られた2人のアーティストのうち、楽曲のコンセプトやキャッチーなサウンドが決め手に なったリー・ムジンの「Welcome to World Expo」が採用されることとなった。

世界的なプロデューサーであり、SURF Musicのクリエイティブアドバイザーであるショーン・キムは、 「音楽業界に新しい風を吹き込むSURF Musicと共に、韓国のデジタル産業の中心都市である釜山 市と有意義なプロジェクトに携わることができて光栄です。釜山万博誘致プロジェクトは、予想を超え る革新性と遊び心を兼ね備えており、今後もSURF Musicと展開されるプロジェクトにも大いに期待しています」と述べている。

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