Ariel Pinkがトランプ支持者による抗議集会に参加したことを受け、所属レーベル「Mexican Summer」が契約破棄を発表

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1月6日にアメリカ・ワシントンD.Cで起きたドナルド・トランプ支持者による連邦議会議事堂襲撃事件では、5人の死者が出る衝撃的な出来事となった。トランプ支持者によるこの行動は反乱、騒乱罪、自国産テロリズムであると認識されており、いくつかのメディアでは、この事件がトランプによるクーデター未遂であると報道されている。




この事件では、実際に連邦議会議事堂が襲撃されたほか、ジョー・バイデン次期大統領とカマラ・ハリス次期副大統領の勝利を最終認定することに反対するトランプ支持者が1月5日~6日にかけて抗議デモを行っており、副大統領で上院議長のマイク・ペンスと連邦議会に対して、ジョー・バイデンの勝利を認めないよう求めていた。

その抗議集会に2000年代後半から2010年代にかけて、インディーロックシーンで活躍した人気アーティストで、”USインディ界の奇才”と称されるAriel PinkことAriel Rosenbergが参加していたことが報じられており、事態を重くみた所属レーベルの「Mexican Summer」が彼との契約を破棄したことを発表した。




連邦議会議事堂襲撃事件という衝撃から、Ariel Pinkの抗議集会の参加は批判を集めているが、Ariel Pink本人は、抗議集会への参加は認めたものの、実際には議事堂襲撃には参加しておらず、あくまで平和的に大統領への支持を示すために集会に参加し、その後は襲撃には参加せず、ホテルに戻って仮眠をとったとTwitterに投稿している。

ただ、「Mexican Summer」による今回のAriel Pinkとの契約破棄という決断は、レーベルやAriel Pinkのファンの間でも物議を醸しており、賛否両論となっている。

なお、「Mexican Summer」は、今月29日にこれまでにAriel Pinkがリリースしてきたアルバムやレコーディング楽曲をリイシューや再構築する「Ariel Archives」プロジェクトの第3弾として、『Odditties Sodomies Vol. 1』、『Sit n’ Spin』、『Odditties Sodomies Vol. 3』、『Scared Famous/FF』をリリースする予定だった。




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