東京・渋谷のクラブ、Contactが再開に向けて「Let’s start the dance again」と題したクラウドファンディングを開始した。
クラウドファンディングページによると、Contactは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今年2月、3月だけでも1000万円の営業赤字を抱え、休業中も家賃等の固定費がかかるため赤字は膨らむ一方で、今後規制が緩和され次第営業を再開する予定ではあるものの、クラブは三密を避けることが非常に難しい営業形態であるため、人数制限などを行う必要もあり、利益を生み出せるようになるまでにはまだまだ時間がかかるという。
また
世界中で助けを必要とする人々がたくさんいる中で、クラブ存続のために支援を募るのは果たして正しいことなのか。多くのクラブ関係者の方達同様に悩みましたが、東京でこの規模のお店をゼロから始めるには億単位の莫大な資金が必要となることを考えると、撤退ではなくなんとかして今を乗り切る方が良いのではないかという結論に達し、この度クラウドファンディングを開始することになりました。今後は営業縮小による売上減少も予想されるので、皆様と共に歩んでいくためにも少しでも運転資金を蓄える必要があります。
と現在の状況を明らかにしている。
そういった事態を鑑みた今回のクラウドファンディングでは、支援金は、休業期間中の赤字補填、CAMPFIRE決済手数料、リターン諸経費・送料、営業再開後の運転資金に当てられるが、支援項目として、非正規雇用スタッフのための「アルバイトスタッフ応援」が設けられていることも特徴だ。これは実際の現場で来場者と接しているスタッフのほとんどが補償も受けられない状況にあることを受けてのもの。またこの項目によって、集まった支援金によって、再開準備に関わる仕事をアルバイトスタッフへ依頼することが可能になるという。
支援に対するリターンは、シンプルにContactを応援できる1000円プランや、ドリンクチケット500円×10枚+1枚の5000円プランのほか、Contactでもパーティを開催したことがあるUNDERCOVER、WACKO MARIA、そしてEZ、Fraser Cooke、Max Mckee、Fran-Key、Magaichinと共にMILD BUNCHを主催する野村訓市がデザインを提供したTシャツが手に入る6000円のプランなどが用意されている。
なお、クラウドファンディングでの目標調達資金額は500万円。「Contact再開に向けてLet’s start the dance again」の詳細はこちら。