人気DJソフト/アプリを開発販売するAlgoriddimが、自社製品の「djay」で2020年7/1より現在、サポートしているSpotifyとの連携がとれなくなることを発表した。
「djay」は、2014年にストリーミングサービスを利用したDJプレイを可能にし、このことは先駆者的アプローチであり、それ以降このような機能はDJ業界全体に大きな影響を与えた。それ以降、オンライン状態に限り、SpotifyやSoundCloud、TIDALなど音楽プラットフォームとの連携サービスを採用するDJソフト/機材は増えており、近年では音源販売を行うBeatportもこの市場に参入。サブスクリプションサービスでDJソフトとも連携する「Beatport Link」を発表している。
現在、Spotifyと「djay」の連携中止についてAlgoriddimは発表しているものの、明確な中止の理由は明かされていない。
「djay」を多くのユーザーが使う理由としては、”Spotifyとの連携による音源の購入なくDJプレイできる”という理由が挙げられるが、それだけに今回の連携中止はAlgoriddimにとっては大きな痛手だろう。
なお、「djay」は現在、Spotify以外にもTIDAL、TIDAL Music Video、SoundCloud Go+といった音楽ストリーミングサービスと提携しているが、いずれも日本では利用不可のサービスだけに国内においてはこのままだと「djay」のユーザー離れは必至だろう。
追記:2020年より「djay」で使える音楽ストリーミングサービスにTIDAL、SoundCloud Go+に加えてBeatport、Beatsourceが加わった)
Today’s major updates to djay and djay Pro add support for @TIDAL and @SoundCloud track streaming as well as TIDAL music video streaming. Enjoy! 🕺 pic.twitter.com/Gm99iDb1oZ
— Algoriddim (@Algoriddim) January 30, 2020
またSpotifyのユーザープレイリストからTIDAL、SoundCloud Go+への移行にはTuneMyMusic、Soundiizといった変換ツールを利用することを推奨している。