山口情報芸術センター(YCAM)は展示シリーズ「Yamaguchi Seasonal 2025」の一環として、坂本龍一とYCAMが共同制作したインスタレーション作品「Forest Symphony」を8月8日(金)から11月30日(日)まで山口・常栄寺で展示する。
「Forest Symphony」は2013年に坂本龍一とYCAMが発表した作品で、世界各地の樹木の生体電位を計測してサウンドを生成するサウンドインスタレーション。季節や天候に応じて変化する空間を演出し、これまで国内外で多数展示され、高い評価を受けている。
常栄寺での展示は2020年から開始され、今回で6年連続となる。会場となる常栄寺は「雪舟庭」で知られる山口市の名跡で、国の史跡および名勝に指定された庭園を背景に作品を鑑賞できる。作品は、YCAMが開発したセンサーデバイスで樹木の生体電位を計測し、ネットワーク経由でサーバーに集積する仕組みを採用。アーティストの高谷史郎のビジュアルディレクションのもと、生体電位の変化や環境情報を視覚的に表現している。
期間中は、YCAMスタッフによるギャラリーツアーも実施される予定。展示時間は10時から16時30分で、入場は無料。ただし、常栄寺の拝観料は別途必要となる。
イベント情報:
Yamaguchi Seasonal 2025
坂本龍一+YCAM
Forest Symphony
2025年8月8日(金)~11月30日(日) 10:00~16:30
常栄寺(山口県山口市宮野下2001-1)
入場無料 ※ただし、常栄寺拝観料は別途必要
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、8月11日(月・祝)、9月24 (水)、
11月2日(日)、11月3日(月・祝)
主催: 山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
助成:令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業
協力:KAB Inc.、dumb type office
共同開発:YCAM InterLab
企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]
ギャラリーツアー
YCAMスタッフとともにまわる鑑賞型のツアーです。作品解説のほか、参加者
同士で作品について意見や感想を共有しあいます。
8月24日(日)、9月21日(日)、10月26日(日)、11月9日(日)、11月30日(日)
時間:10:00~11:30
定員:5名 ※ 申込不要