Justiceらが所属するフレンチエレクトロの名門レーベル「Ed Banger」の創設者Busy PことPedro Winterを追ったミニドキュメンタリー『Busy P Says Oui』が公開された。
本作は、アメリカの人気音楽フェス「コーチェラ(Coachella)」の歴史において、最高のヘッドライナー・パフォーマンスのひとつとして語り継がれているDaft Punkの2006年の伝説的なパフォーマンスについて、未公開映像を交えて紹介するシーンも含まれている。
コーチェラのプロモーターであるGoldenvoice社がプロデュースしたこのドキュメンタリーで、Daft Punkの元マネージャーであるBusy Pは、12年間に及ぶマネジメント時代を振り返り、「Daft Punkは本当に自分たちの音楽とキャリアに集中したかった。そのため私の仕事のほとんどは、あらゆる依頼を断ることだった」と当時を語っている。
そんなDaft Punkの出演が実現した背景には、コーチェラのタレント担当副社長Stacey Veeの熱意があった。「私たちは本当に実現させたかった」と語るVeeは、35万ドル(現在の為替レートで約5,476万円)という出演料を提示したことも明かしている。
ちなみに2010年代にはヘッドライナーの出演料も高騰しており、Billboardによると、2018年のヘッドライナーを務めたBeyoncéには800万ドル〜1200万ドル(約16億円)がギャラとして支払われたと言われている。
また、本作では、Ed BangerとCoachellaの関係性にも焦点を当てており、JusticeやDJ Mehdiなど、過去に同フェスに出演したEd Banger所属アーティストたちについても触れている。
なお、Daft PunkのThomas Bangalterは最近、自身のプロジェクト「CHIROPTERA」のドキュメンタリーを公開した。またJusticeは、2日間行われたパリ公演のうち、1公演を全世界に向けてライブ配信している。
source:
https://www.youtube.com/watch?v=1hLfhhBsNBo&t=1s
https://djmag.com/news/daft-punks-2006-coachella-performance-features-new-busy-p-mini-documentary-watch
text by Jun Fukunaga