1984年に公開されたPrinceのミュージカル映画『パープル・レイン』に登場するミネアポリスの家の宿泊予約がAirbnbで開始された。

この企画は、『パープル・レイン』が今年で公開40周年を迎えることを記念して行われたもの。2015年にPrinceが購入したミネアポリスの家が一般公開されるのは今回が初となる。

『パープル・レイン』は、Princeの下積み時代のサクセス・ストーリーを描いた自伝的映画。Princeは主人公の青年キッドを演じており、Prince & The Revolution名義で同名のサントラも手がけている。

期間限定で貸し出されるミネアポリスの家には、楽器を演奏できる音楽ラウンジが設けられている。また、Princeの象徴的な衣装を収納したクローゼットなども設置されているほか、地下には先述のキッドの寝室も用意されている。さらに家のどこかには秘密の部屋も隠されているそうだ。

この企画に関わったThe RevolutionのメンバーのWendy MelvoinとLisa Colemanは、Airbnbの物件ページで「自慢じゃありませんが、かなりスゴイものをご用意できました。この家には、その時代を生きた2人(ホストの私たち!)の視点を通じて集められた素晴らしい記念品の数々がぎゅっと詰まっていて、『パープル・レイン』時代のPrinceの創作過程について貴重な着眼点を与えてくれます」と述べている。

また、Airbnbの広報担当者Lead Ali Killam氏は、「ベッドの後ろにスプレーで描かれた目から、映画に登場したオリジナルの人形まで、随所に本当に繊細な工夫が施されています」とコメント。さらに「空間を作る際に本物らしさがとても重要でした。物件内の各部屋には、Princeのコレクションからの本物のアイテムを含む、現実の思い出や要素が組み込まれています」と述べている。

宿泊予約の受付は10月7日まで。1泊につき最大4名まで宿泊でき、10月26日から12月14日までの7週間で合計25組が宿泊できる。1人あたりの宿泊料は、Princeの好きな数字にちなみ7ドルになっている。

source:https://www.theguardian.com/us-news/2024/sep/29/prince-purple-rain-house-airbnb
text by Jun Fukunaga

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