エレクトロニック・ミュージック・シーン随一の頭脳派として知られるフローティング・ポインツ(Floating Points)が最新アルバム『Cascade』をリリースした。
先週、Boiler Roomで披露した5時間のロングセットが公開されたのに続き、地元マンチェスターではリリースを記念したルーフトップ・パーティーが本日開催され、来週15日はロンドン某所にて【Floating Points & Friends x NTS】と題したシークレット・パーティーが開催されることも発表された。また待望の来日ツアーも決定!詳細は近日中に発表予定。
7月にはフジロックで大量のレーザーを駆使した衝撃的なライブセットを披露し、RED MARQUEEステージに集まった満員のオーディエンスを熱狂させたフローティング・ポインツ。近年はフリージャズの生きる伝説、ファラオ・サンダースとロンドン交響楽団とのコラボ作品『Promises』が、米ピッチフォークで2021年の最高点レビューを獲得し、Mojo誌やTime Magazineなどでアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出、Resident Advisorからは「最も偉大なモダンジャズ・アルバムのひとつ」と評されるなど大きな称賛を受け、マーキュリー賞にもノミネート。さらに宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』の共同プロデュースも話題となった。またサンフランシスコ・バレエ団と共同で制作した初のバレエ作品『Mere Mortals』も手がけ、交響楽団と電子音楽を融合したアプローチが称賛された。
彼のキャリアにおいても、重要な転換期と言えるそれらのプロジェクトの成功は、あたかも彼がダンス・ミュージック・シーンから離れることを示唆しているように見えたかもしれない。しかし、昼間はバレエの楽譜に没頭しながら、夜になるとダンスフロアの狂騒や脈打つエレクトロニック・ミュージックの奔放さを切望している自分に気づいたという。
本作は、サムが音楽に対する興味を育んだ地元マンチェスターで過ごした青春時代に、クラブやレコード・ショップで出会った多種多様なエレクトロニック・ミュージックの持つ、聴く者の心を拡張し、感情を浄化する魅力をベースに作り上げられた作品だ。2019年に発表され、その年を代表するアルバムの1枚として賞賛された前作『Crush』の続編的な位置付けでスタートした作品でありながら、フローティング・ポインツのサウンドは、また一段上のレベルへと進化し、前作と比較して長尺のトラック一つ一つの中で、サウンドとグルーヴの広がりが探求されている。
クラシックの英才教育を受けながらレコードにハマり、エレクトロニック・ミュージックの衝動性に魅了された天才フローティング・ポインツが新たに完成させた最新アルバム『Cascade』は、CD、LP、デジタル/ストリーミング配信で9月13日 (金)に世界同時リリース。国内盤CDには、ボーナストラック「Ocotillo (Ambient Mix)」が追加収録され、解説書が封入される。LPは通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ユニバーサル・スパークル・ヴァイナル)、初回生産限定日本語帯付き仕様盤(ユニバーサル・スパークル・ヴァイナル)も発売される。さらに、国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPは、Tシャツ付きセットも発売決定。
リリースInfo
label:Ninja Tune
artist:Floating Points
title:Cascade
release date:2024.9.13
配信リンク: https://floatingpoints.lnk.to/cascade
Tracklist :
- Vocoder [Club Mix]
- Key103
- Birth4000
- Del Oro
- Fast Forward
- Ocotillo
- Afflecks Palace
- Tilt Shift
- Ablaze
- Ocotillo (Ambient Mix) *Bonus Track
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