シャノン・ワイズ(vo.)、ベン・シャーフ(ds.)、ジャクソン・ウォーカー・ルイス(b, Key)からなるトリオ、ファッカーズ(Fcukers)。現在ニューヨークで最もエキサイティングなアーティストの一組として、わずか数曲しかリリースしていないにもかかわらず、すでに高い評価を獲得しているこのバンドが、名門レーベル〈Ninja Tune〉傘下の〈Technicolour〉と契約し、ニュー・シングル「Bon Bon」をミュージック・ビデオと共に公開した。

ファッカーズは、2枚のシングル 「Mothers」と、ベックの「Devils Haircut」のカバーであり、ベック本人もお気に入りだと公言している「Devils Cut」、そしてLCDサウンドシステムを率いるジェームス・マーフィーをフィーチャーした「Los Angeles」のリミックスを通して、この1年、ニューヨークを中心に若くハングリーなファンを着実に増やしてきた。

ファッカーズのエネルギッシュなライブ・ショーは、たいてい直前に発表され、口コミだけで広がり、常にソールド・アウトしている。昨年9月にブルックリンのマーケット・ホテルで行われたソールド・アウトのライブに訪れたベック、ジュリアン・カサブランカス、イヴ・トゥモア、クライロ、彼のポルトラ・フェスティバルのアフター・パーティでDJを依頼したドム・ドラ、最も印象的なライブの一つとなった今年のSXSWでのステージに対して「おそらく今ニューヨークで最も需要のあるバンド」と評したマット・ウィルキンソンなど、すでに多くの著名なファンを獲得している。また、Creem MagazineやPerfectly Imperfectとショーケースを行い、参加アーティストの中で最も話題となったバンドのひとつとなった。

未完成のプール、SAA Brooklynで行われた先月のソールドアウト・パーティーのように、人目につかない場所で頻繁に行われる彼らのヘッドライン・ショーに加え、バンドは、ジョックストラップの公演、アヴァロン・エマーソンの9000 Dreamsキュレーション・ショーでのセット、ジョージ・クラントンとコンフィデンス・マンのニューヨーク公演のオープニングなど、注目度の高いサポートにも抜擢されている。また、彼らは最近The Lot Radioに出演し、デリック・ジーとセッションを行った。今後は、ブルックリンでの場所が明かされていないシークレット・ショーをはじめ、ソーリーをDJセットとして迎えるロンドン公演など、アメリカ・イギリス各地でのライブが控えている。

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