デヴィッド・ボウイが生み出したロック史に残る最大のペルソナ、ジギー・スターダスト。その誕生から世界を席巻していくまでの姿を捉えた貴重な音源の数々がここに! 1972年発表の傑作『ジギー・スターダスト』発表前後、ボウイがジギー・スターダストというキャラクターを地上に降臨させ世界を興奮の渦に巻き込んでいった1971年から1972年にかけての彼の姿を、多数の未発表音源を含む貴重な音源の数々で紐解く、5枚組CD+Blu-ray Audioからなる豪華6枚組ボックス・セット『ロックン・ロール・スター!』が輸入盤国内仕様の日本盤で登場! もはやこれは「歴史的文献」ともいえるほどに重要な意味合いを持つ作品となる…!
常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。彼は1971年2月、新たな表現方法として架空のキャラクター、ジギー・スターダストを創造し、翌1972年に時代を象徴する名作にして音楽史に燦然と輝く傑作『ジギー・スターダスト(原題: THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS)』を発表した。
ジギー・スターダストというペルソナは、アルバム発表とそれにともなうテレビやラジオでの露出、そしてワールド・ツアーを通して世界中で大きな反響を呼び、世界を席巻していったのだが、このロック史上最大のペルソナの誕生から世界を席巻していくまでの姿を、多数の未発表音源を含む貴重な音源の数々で紐解く、5枚組CDとBlu-ray Audioの6枚のディスクからなる豪華ボックス・セット『ロックン・ロール・スター!』が、輸入盤国内仕様の日本盤となって6月26日にリリースされることが決定した。海外では6月14日にリリースされる今作だが、日本盤はオリジナル・ハードカバー・ブックに掲載されている詳細なライナーノーツの完全翻訳を掲載した別冊ブックレットを同梱した仕様でのリリースとなる。
『ロックン・ロール・スター!』の予約注文はこちらから:
この『ロックン・ロール・スター!』には、初期のソングライティング時のデモ音源や当時ボウイが在籍していたバンド、The Arnold Cornsの音源、ボウイが当時住んでいたハドン・ホールでのリハーサル音源といった貴重な音源に加え、英国ラジオ局、BBCでのセッション音源やシングル・エディット、ライヴ・パフォーマンスといった音源、そしてオリジナル・アルバムでプロデュースを担当していたケン・スコットが新たにミックスを施したオリジナル・アルバム・レコーディング・セッション時のアウトテイクや別ヴァージョン音源など、29曲の未発表音源を含む多数の楽曲が収録されている。
多数の未発表音源の中には、「レディ・スターダスト」の別ヴァージョン音源や隠れた名曲「シャドウ・マン」の未発表ヴァージョン、そしてザ・フーの「アイ・キャント・エクスプレイン」のアップテンポ・テイクといったハイライトともいえる音源が収録されている。なお、この「アイ・キャント・エクスプレイン」のカヴァーは、その後テンポを遅くしたヴァージョンでレコーディングが行われており、その音源はアルバム『ピンナップス』に収録されることになった。
音源のみを収録したBlu-rayディスクには、オリジナル・アルバム『ジギー・スターダスト』の2012年リマスター音源が96kHz/24bit PCMステレオで収録されているほか、2003年ミックスのDTS-HD Master Audio 5.1音源や、シングルやアウトテイク、オルタナティヴ・ヴァージョン楽曲の96kHz/24bit PCMステレオ音源などが収録されている。
また、このBlu-rayディスクには、1971年12月15日のトライデント・スタジオ・テープに残されていたアルバム『ジギー・スターダスト』の貴重な初期ヴァージョン作品も収録されている。『ウェイティング・イン・ザ・スカイ(ビフォア・ザ・スターマン・ケイム・トゥ・アース)』と名付けられたこの作品は、アルバム『ジギー・スターダスト』の創作過程における初期プロトタイプ版ともいうべき作品で、最終的なアルバムとは違う曲順になっており、また最終的にアルバムから外されることとなった4曲が収録されているなど、非常に貴重な音源集となる。この楽曲集は2024年4月に開催されるレコード・ストア・デイ対象商品として、単体アナログ盤で限定リリースされることが決定している。
さらにこの『ロックン・ロール・スター!』には、2冊の本も同梱されている。一つ目は、詳細なライナーノーツや貴重なメモラビリア、当時のレビューや雑誌の記事、最新のプロダクション・メモ、さらにケン・スコットやマーク・カー・プリチェット、そして当時ボウイの熱心な支持者だったアニャ・ウィルソンの最新インタビューに加え、バリー・ウェンツェルやマイケル・プットランド、ミック・ロックや鋤田正義、アレック・バーンによる写真の数々を掲載した112ページにも及ぶ豪華ハードカバー・ブックだ。そしてもう一つは、ジギー・スターダスト期のデヴィッド・ボウイが書き残していたアイデアやイメージの断片などを記した直筆のノートを復刻した36ページのブックレットだ。6月26日にリリースされる輸入盤国内仕様の日本盤には、112ページの豪華ハードカバー・ブックに掲載されている詳細なライナーノーツの完全翻訳を掲載した別冊ブックレットも追加で同梱されている。
なお、『ロックン・ロール・スター!』のDisc 5に収録されているオルタネイト・テイクやミックス音源のみをまとめた1枚のアナログ盤も、輸入盤のみ取り扱いで6月14日にリリースが予定されている。
【リリース情報】
デヴィッド・ボウイ / 『ロックン・ロール・スター!』
日本盤発売日: 2024年6月26日
(輸入盤の発売日は6月14日予定)
WPZR-31000/5
税込 23,100円(税抜 21,000円)
輸入盤国内仕様/完全生産限定盤
●5CD+Blu-rayの6枚組ボックス・セット
●貴重な写真の数々や詳細なライナーノーツなどを掲載した112ページに及ぶ豪華ハードカバー・ブック付
●ジギー・スターダスト期のデヴィッド・ボウイが書き残していたアイデアやメモ、歌詞などを記した直筆ノートの復刻版ブックレット付
●日本盤には英文ライナーノーツの完全翻訳を掲載した別冊ブックレット付
収録曲:
(*印が付いている楽曲は未発表音源です)
【CD 1】
- So Long 60s (San Francisco Hotel recording) / さらば60年代(サンフランシスコ・ホテル・レコーディング) *
- Hang On To Yourself (early demo) / 君の意思のままに(アーリー・デモ) *
- Lady Stardust (demo) / レディ・スターダスト(デモ)
- Ziggy Stardust (demo) / 屈折する星くず(デモ)
- Star (Aka Stars) (demo) / スター(デモ) *
- Soul Love (demo and DB spoken notes) / 魂の愛(デモ) *
- Starman (demo 1 excerpt) / スターマン(デモ1、抜粋) *
- Starman (demo 2) / スターマン(デモ2) *
- Moonage Daydream / 月世界の白昼夢
- Hang On To Yourself / 君の意思のままに
- Looking For A Friend / ルッキング・フォー・ア・フレンド(ラフ・ミックス) *
- Haddon Hall Rehearsals Segue: Ziggy Stardust / Holy Holy / Soul Love / ハドン・ホール・リハーサル・セグエ(屈折する星くず/ホリー・ホリー/魂の愛) *
- Star (Aka Stars) / スター *
- Sweet Head / スイート・ヘッド *
【CD 2】
Session recorded on 11th January, 1972 and broadcast on 28th January, 1972
- Ziggy Stardust / 屈折する星くず *
- Queen Bitch / クイーン・ビッチ *
- Waiting For The Man / ウェイティング・フォー・ザ・マン *
- Lady Stardust / レディ・スターダスト *
Session recorded on 18th January, 1972 and broadcast on 7th February, 1972
- Hang On To Yourself / 君の意思のままに
- Ziggy Stardust / 屈折する星くず
- Queen Bitch / クイーン・ビッチ
- Waiting For The Man / ウェイティング・フォー・ザ・マン
- Five Years / 5年間
Filmed on 7th February, 1972 and broadcast on 8th February, 1972
except ‘Oh! You Pretty Things’ which was not broadcast until 1982.
- Oh! You Pretty Things (take 1) / ユー・プリティ・シングス(テイク1)
- Queen Bitch / クイーン・ビッチ
- Five Years / 5年間
【CD 3】
Session recorded on 16th May, 1972 and broadcast on 23rd May, 1972
- White Light/White Heat / ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
- Moonage Daydream / 月世界の白昼夢
- Hang On To Yourself / 君の意思のままに
- Suffragette City / サフラゲット・シティ
- Ziggy Stardust / 屈折する星くず
Session recorded on 22nd May, 1972 and broadcast from 5th – 9th June, 1972
- Starman / スターマン
- Space Oddity / スペイス・オディティ
- Changes / チェンジズ
- Oh! You Pretty Things / ユー・プリティ・シングス
Session recorded on 23rd May, 1972 and broadcast On 19th June, 1972
- Andy Warhol / アンディ・ウォーホル
- Lady Stardust / レディ・スターダスト
- White Light/White Heat / ホワイト・ライト/ホワイト・ヒート
- Rock ‘N’ Roll Suicide / ロックン・ロールの自殺者
Filmed on 5th July, 1972 and broadcast on 6th July, 1972
- Starman / スターマン
【CD 4】
- Round And Round / ラウンド・アンド・ラウンド
- The Supermen (Ziggy session version) / スーパーメン(ジギー・セッション・ヴァージョン)
- Holy Holy (Ziggy session version) / ホリー・ホリー(ジギー・セッション・ヴァージョン)
- Velvet Goldmine (Ziggy session outtake) / ヴェルヴェット・ゴールドマイン(ジギー・セッション・アウトテイク)
- Starman (original single mix) / スターマン(オリジナル・シングル・ミックス)
- John, I’m Only Dancing (original single version) / ジョン、アイム・オンリー・ダンシング(オリジナル・シングル・ヴァージョン)
- The Supermen / スーパーメン
- Changes / チェンジズ
- Life On Mars? / 火星の生活
- My Death / マイ・デス *
- John, I’m Only Dancing / ジョン、アイム・オンリー・ダンシング
【CD 5】
- Looking For A Friend (The Arnold Corns version 2022 mix) / ルッキング・フォー・ア・フレンド(ジ・アーノルド・コーンズ・ヴァージョン・2022ミックス) *
- Hang On To Yourself (early Ziggy session take) / 君の意思にままに(アーリー・ジギー・セッション・テイク) *
- Star (take 5 alternative version) / スター(テイク5・オルタナティヴ・ヴァージョン) *
- Lady Stardust (take 1 alternative version) / レディ・スターダスト(テイク1・オルタナティヴ・ヴァージョン) *
- Shadow Man (Ziggy session version) / シャドウ・マン(ジギー・セッション・ヴァージョン) *
- The Supermen (Ziggy session version 2023 Mix) / スーパーメン(ジギー・セッション・ヴァージョン・2023ミックス) *
- Holy Holy (Ziggy session version alternative mix) / ホリー・ホリー(ジギー・セッション・ヴァージョン・オルタナティヴ・ミックス) *
- Round And Round (alternative mix) / ラウンド・アンド・ラウンド(オルタナティヴ・ミックス)
- It’s Gonna Rain Again (Ziggy session outtake) / イッツ・ゴナ・レイン・アゲイン(ジギー・セッション・アウトテイク) *
- Looking For A Friend (Ziggy session version) / ルッキング・フォー・ア・フレンド(ジギー・セッション・ヴァージョン) *
- Velvet Goldmine (Ziggy sessions outtake 2022 mix) / ヴェルヴェット・ゴールドマイン(ジギー・セッション・ヴァージョン) *
- Sweet Head (Ziggy sessions outtake 2022 mix) / スイート・ヘッド(ジギー・セッション・アウトテイク・2022ミックス) *
- Starman (Top Of The Pops version 2022 mix) / スターマン(トップ・オブ・ザ・ポップス・ヴァージョン・2022ミックス)
- John, I’m Only Dancing (alternative Trident Studios version) / ジョン、アイム・オンリー・ダンシング(オルタナティヴ・トライデント・スタジオ・ヴァージョン) *
- I Can’t Explain (Trident Studios version) / アイ・キャント・エクスプレイン(トライデント・スタジオ・ヴァージョン) *
- Moonage Daydream (2003 instrumental mix) / 月世界の白昼夢(2023インストゥルメンタル・ミックス)
【Blu Ray Audio】
- THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS
アルバム『ジギー・スターダスト』 オリジナル・アルバム・ミックス(96kHz/24bitステレオ)
- THE RISE AND FALL OF ZIGGY STARDUST AND THE SPIDERS FROM MARS AND EXTRAS
アルバム『ジギー・スターダスト』&エクストラ 5.1ミックス(DTS-HDマスター・オーディオ5.1、96kHz/24bit)
- WAITING IN THE SKY (BEFORE THE STARMAN CAME TO EARTH)
『ウェイティング・イン・ザ・スカイ(ビフォア・ザ・スターマン・ケイム・トゥ・アース)』(96kHz/24bit PCMステレオ)
※アルバム『ジギー・スターダスト』の初期プロトタイプ版的な作品。
- THE SINGLES
ザ・シングルズ(96kHz/24bit PCM stereo)
- OUTTAKES AND ALTERNATIVE VERSIONS
アウトテイク&オルタナティヴ・ヴァージョン(96kHz/24bit PCM stereo)