Spotifyは”コスト削減”のため、約1500人の従業員をレイオフ(一時解雇)するとCEOのDaniel Ek氏が発表した。
Daniel Ek氏はSpotifyのウェブサイトに公開されたメモの中で、経済成長が”劇的に”減速している中、従業員を合理化するという”難しい”決断を下したと述べている。
Spotifyは昨年堅調な成長を遂げ、四半期利益6500万ユーロ(約103億円)を計上している。しかし、同社は”効率性が低下”し、テック系新興企業として創業当初を特徴づけていた”臨機応変さ”から遠ざかってしまったとDaniel Ek氏は述べている。
この経営判断の影響を受ける従業員との1対1の面談は、今週火曜日の終業前に行われるとメモには記されている。従業員には、平均で約5ヶ月分の退職金と休日手当、退職期間中の医療保険が支給されるという。
なお、Spotifyが今年実施した大規模な人員削減はこれで3度目。同社は1月にスタッフの6%にあたる約600人をレイオフし、その後6月にはポッドキャスト部門からさらに200人をレイオフすると発表している。