フレンチエレクトロ・ユニットのJusticeが2024年にリリースを予定している最新アルバムについて、彼らが所属する”フレンチエレクトロの総本山”レーベル「Ed Banger」の創設者であり、マネージャーも務めるBusy PことPedro Winterが語るインタビューが公開された。

NMEによるレーベルの20年の歴史を振り返るインタビューでBusy Pは、Justiceの最新アルバムが、エレクトロの名盤として知られる2007年のデビューアルバム『† (Cross 別名:Justice)』に匹敵する傑作になっていることを示唆している。

Busy PはJusticeの最新アルバムについて、「Justiceの1stアルバムを聴いた時は鳥肌が立ったよ。アルバムの一音一音が大好きだったんだけど、近々リリースされる(2024年)Justiceのアルバムを聴いているときも同じように鳥肌が立つんだ」と語っている。

またBusy Pは、1stアルバムのオープニングを飾った「Genesis」をEd Bangerの歴史の中で最も重要な曲のひとつに挙げており、そのリリース前後にエレクトロニック・ミュージックに決定的な変化があったと振り返っている。

「(1stアルバムを聴いて)みんながこう思ったはずだよ。”このディストーションは何なんだ? ヘビーメタルの風のビジュアルにも関わらず、何だこのファンキーなベースラインは?”ってね。Justiceのように限界に挑戦し、革新しているグループと一緒に仕事ができることをマネージャーとして誇りに思う。僕らは今年、Ed Bangerの設立20周年を祝っているけど、それは同時にJusticeの20周年も祝うことでもあるんだ」

Justiceは2016年にリリースした3rdアルバム『Woman』を最後に新作スタジオアルバムをリリースしていない。果たして約8年ぶりにリリースされる最新アルバムは、Busy Pが語るように名盤『†』に匹敵する傑作になっているのだろうか?
Justiceが最新アルバムを通して、再びエレクトロの可能性を大きく拡げてくれることに期待したい。

なお、Justiceはオリジナルアルバム以外には2018年にライブアルバム『Woman World Wide』をリリースしている。またメンバーのGaspard Augéは、2021年にソロデビューアルバム『Escapades』をリリースしている。

source:
https://www.nme.com/features/music-features/ed-banger-best-songs-3516560

Text by Jun Fukunaga

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