シンガーソングライター、アンバー・べインによるプロジェクト、ザ・ジャパニーズ・ハウスが6月30日(金)にリリースする新アルバム『In the End It Always Does』から新シングル「One for sorrow, two for Joni Jones」をリリースした。シングルのリリースに際し、スタジオ・ライブ映像も公開している。
新シングル「One for sorrow, two for Joni Jones」はアンバー・べインとクロエ・クレイマー (リナ・サワヤマ、レックス・オレンジ・カウンティ)が共同プロデュースし、MUNAのケイティ・ギャヴィンと共に書かれた曲。緩やかに奏でられるピアノを使ったトラックに、失恋と敬愛するジョニ・ミッチェルを名前の由来とするアンバーの愛犬、ジョニ・ジョーンズついて歌っている。
「この曲は私のお気に入りの曲で、私がピアノを弾いているときに、(プロデューサーの)クロエが私の膝の上に犬を乗せてピアノを弾いているところを録音してくれた。そして、MUNAのケイティがスタジオに来て、ジョニ・ミッチェルのように、とりとめのない歌詞を音楽にのせてくれたんだ。映画『ラブ・アクチュアリー』でエマ・トンプソンがCDを手にして涙を流すときのような感覚を表現している。この曲の歌詞は、終わってしまった関係を確認することについて書いている。ボーカルのレコーディング中に泣いたのはこの曲だけで、今までになかったこと」とシングルについてアンバーは語っている。
新アルバムではアンバーが共同プロデューサーを務めつつ、ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンやThe 1975のマシュー・ヒーリーとジョージ・ダニエル、クロエ・クレイマー (リナ・サワヤマ、レックス・オレンジ・カウンティ)、チャーリーXCX、ケイティ・ギャヴィン(MUNA)、フィル・クック(メガフォーン)、ダン・キャリーなど多彩なメンバーが参加している。アンバーは今作で始まりと終わり、執着と平凡、恋に落ち、恋によって引き裂かれるといった矛盾の中に生きることを表現している。
2021年末にクリエイティビティが爆発した時に書かれた『In the End It Always Does』は、アンバーがイギリスのケント州マーゲイトに引っ越した時や、三人婚の関係、それらの関係が徐々に解消していく様子などの出来事に触発されている。「その2人は6年間一緒にいて、私と出会って、みんな同時に恋に落ちました。とんでもなく刺激的な恋愛のスタートでした。そして、突然、家庭的なものに入り、他のことが起こっているわけでもなく、監禁されているような状態でした」とアルバム制作当時のことを振り返っています。このアルバムは、丁度アンバーの人生のある章が崩壊したときに完成し、各楽曲はその時のスナップショットのような役割を果たしていると言う。
デビュー作『Good at Falling』から4年、今作ではアンバーが更にポップな領域へと表現を広げている。このアルバムでは、プロデューサー兼エンジニアのクロエ・クレイマーと一緒に仕事をした。この経験は、クリエイティブな空間における疎外された性別間の暗黙の理解のために、彼女によって”人生が変わった”経験だったと言う。「今までは女性やクィアと一緒に仕事をしたことがなかった。自分の立場や共有する経験を完全に理解してくれる人がいるのは嬉しいことです。また、私はどの曲でも “彼女 “と歌っているので…それを理解してくれる人がいることは重要なことだった」とアンバーは語っている。
ABBAのカヴァー「Super Trouper」をボーナストラックとして収録した国内盤CDを6月30日にリリースすることが決定している。
【アルバム情報】
アーティスト名:The Japanese House (ザ・ジャパニーズ・ハウス)
タイトル: In the End It Always Does(イン・ジ・エンド・イット・オールウェイズ・ダズ)
国内盤発売日:2023年6月30日(金) 世界同時発売
レーベル:Dirty Hit
品番 : POCS-23034
価格 : ¥2,750 (税込)
<トラックリスト>
1. Spot Dog
2. Touching Yourself
3. Sad to Breathe
4. Over There
5. Morning Pages
6. Boyhood
7. Indexical reminder of a morning well spent
8. Friends
9. Sunshine Baby
10. Baby goes again
11. You always get what you want
12. One for sorrow, two for Joni Jones
13. Super Trouper (ABBAのカヴァー / 日本盤ボーナストラック)
日本盤はボーナストラック1曲、解説、歌詞対訳付(予定)
ストリーミングリンク :https://lnkfi.re/BCwl0p7v
日本オフィシャルHP : https://www.virginmusic.jp/