日本を代表する世界的音楽家の坂本龍一が3月28日に亡くなったことがわかった。71歳だった。

坂本龍一は、1978年に細野晴臣、高橋幸宏とともに「YELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)」=としてアルバムを発表。当時の最新電子楽器を使った斬新なスタイルで世界を席巻。その音楽性は「テクノポップ」と呼ばれ、新たなジャンルを築き上げた。

1983年にYMOが解散(散開)後、、坂本龍一は、同年公開の映画「戦場のメリークリスマス」に俳優として出演。手がけた映画のテーマ曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」は、代表曲のひとつとなった。

1988年には、映画「ラストエンペラー」の音楽でアカデミー賞作曲賞を受賞したほか、グラミー賞など数々の賞を受賞して国際的な評価を高めた。

そのほかにも東日本大震災の被災者支援の音楽活動にも力を注いだほか、脱原発と非核を訴える活動を行うなど、社会活動にも注力してきたことでも知られる。

2014年に中咽頭がんと診断され、治療後に音楽活動を再開。しかし、その後、別のがんが見つかり、闘病は続いた。

2022年12月にはピアノソロコンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」を配信したほか、今年1月には最新アルバム『12』をリリース。同作が遺作となった。

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