アメリカにて、2023年4月14日〜16日、4月21日〜23日(現地時間)に開催される音楽フェスティバル「コーチェラ2023(Coachella Valley Music and Arts Festival)」のラインナップが発表された。

ヘッドライナーとして発表されたのは同フェス初のスペイン語のアーティスト、およびラテン・アメリカアーティストとして初のヘッドライナーとなるBad Bunny、2019年にK-POPのガールズグループとして初出演を果たして以来4年ぶりの出演となるほか、同フェス初のK-POPアーティスト、およびK-POPガールズグループのヘッドライナーとなるBLACKPINK、コロナ禍で中止となった2020年のヘッドライナーとして告知されていたFrank Oceanの3組。

ダンスミュージックアクトでは、2016年以来の出演となるCalvin Harrisがカムバック枠として出演。さらにThe Chemical Brothers、Underworld、2ManyDJs、Sasha & John DigweedといったダンスミュージックシーンのレジェンドやBBC Sound of 2023で3位に選出されたNia Archivesをはじめ、YaejiやTSHA、そして、Drakeも注目するアマピアノシーンの注目株DJ/プロデューサーのUncle Wafflesなど気鋭の若手女性DJ/プロデューサーが出演が決定している。

そのほかにも今年はdeadmau5の別名義「TESTPILOT」、Alison Wonderlandの別名義「Whyte Fang」、Carnageの別名義「Gordo」といった有名アーティストのサイドプロジェクトの出演するほか、Eric PrydzはA/Vセット「HOLO」を披露する。またPorter Robinson、Fisher、Christ Lake、DJ Tennis、Nora En Pure、Overmono、Vintage Culture、Malaaなどの出演がする。

なお、その他にも昨年リリースしたアルバムが海外メディアの年間ベストにも多数選出されたRosalíaをはじめ、Gorillaz、Björk、Charli XCX、Burna Boy、Christine and the Queens、Metro Boomin、Kali Uchis、Snail Mail、Willow、Yung Lean、$uicideboy$、070 Shake、Jai Paul、Mura Masa、Pusha T、Wet Leg、The Linda Lindasら豪華アーティストの出演が明らかになっている。

ラインナップを見ていると今年のコーチェラは、例年よりもヒップホップの大物アーティストの出演が控えめになった傾向がある。またダンスミュージックでは、大型フェスで活躍してきたベースミュージック系アクトよりも、2010年代後期から大型ダンスミュージックフェスで存在感を発揮しているテクノやハウスといった4つ打ち系アクトの存在感が目立つ印象がある。

Text by Jun Fukunaga

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