世界的に知られるドイツ・ベルリンの有名クラブ「Berghain(ベルグハイン)」が、2022年末に閉鎖するとの噂が囁かれている。
この噂は、Berghainが所有するブッキングエージェンシー/レコードレーベルの Ostgut Tonが今年になって業務を停止したことに伴うものだという。
2004年にオープンしたBerghainだが、他のクラブ同様、新型コロナウイルス感染拡大により、その間に予定されていた多くのイベントは延期に。しかし、Ostgut Tonは、クラブの遺産や音楽、レジデントアーティストたちを祝す16周年記念コンピレーションアルバム『Fünfzehn + 1』を、2021年10月にリリースしている。
Berghain閉鎖に関する公式情報はまだ公表されていないものの、内部情報によると、閉鎖が取り沙汰されているようで、一部の関係者は年内に同クラブが永久に閉鎖されるほか、創設者の一人は既に払い下げを受け、ブランデンブルクの田舎に滞在しているなどとコメントしているという
新型コロナウイルス感染拡大時、Berghainは、正式な営業再開までの間、アートギャラリーへと営業形態を移行ししていたが、今年3月にクラブ営業を再開。しかし、今後、クラブとして継続される可能性は低いのかもしれない。
なお、Berghain閉鎖について関係者は「その場合、クラブを若い人の手に渡すほか、他事業者に売却するなど、様々なコンセプトが考えられるが、それらは望ましくないようだ」と述べているという。