ヴィジュアル・アートに革命をもたらした英国出身のアーティスト、ブライアン・イーノによる国内最大規模の大展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が、京都を舞台についに開幕した。

主要3作品と世界初 公開作品が一堂に会する、コロナ禍における初の大展覧会とあって、平日にもかかわらず初日より大盛況となっている。その展覧会の模様を収めた写真と、世界初公開作品『Face to Face』の動画が公開された。 またブライアン・イーノの専門ショップ『ENOSHOP』で販売されるオフィシャル・グッズの詳細が公開されている。

展示作品
ブライアン・イーノの代表作品『77 Million Paintings』、『The Ship』、『Light Boxes』の3作品全てが一堂に会することに加え、世界初公開作品『Face to Face』が展示される国内最大規模の大展覧会となる。

1.『77 Million Paintings』(『77 ミリオン・ペインティングス』)

イーノが 『Visual Music』 (視覚的音楽)として着想した『77 Million Paintings』は、音と光が途絶えることなく変化する、どの瞬間もが唯一無二となる空間芸術。ヴィジュアル・アート界を代表する本作は、光の芸術的表現と、新しいテクノ ロジーの美的可能性への探究心から誕生した。 2006年ラフォーレミュージアム原宿にて世界で初めて出展、その間アップデイトを繰り返しながら世界各地を巡回すること47回、世界中のアート・ファンを魅了し、ヴィジュアル・アート界を代表する作品となりました。2022年、16年ぶりに帰還する。

2.『The Ship』(『ザ・シップ』)
タイタニック号の沈没、第一次世界大戦、そして傲慢さとパラノイアの間を揺れ動き続ける人間をコンセプトの出発点とした作品。音楽、インスタレーション、そして作曲という彼の仕事の主な3つの側面が集約されている。イーノは展示空間の個別の条件に合わせてインスタレーションをデザインし、絶えずそれを発展させ、リスナーに瞑想的かつ刺激的な体験を提供している。2014年、スウェーデンのストックホルムにて初展示された作品。

3.『Light Boxes』(『ライト・ボックス』)

Photo by Juliana Consigli

光りながら常に新たな色彩の組み合わせへと変わってゆく、LED技術を駆使した光の作品。作品の表面下にあるボックスが照らされ、光の色の組み合わせがゆっくりと変化するとき、作品に対する見方も変化し、流れるような光の魅惑的な世界に引き込まれてゆく。2014年、イギリスのホヴにて初展示された作品。

4.『Face to Face』(『フェイス・トゥ・フェイス』)
世界初公開作品。ランダムなパターンとその組み合わせによって、予期せぬアート作品を生み出す可能性を追求した作品。 この作品は、実在する21人の人物の顔をそれぞれ1枚の静止画に収めた小さな写真群から始まった。特殊なソフトウェアを使い、画像は1つの本物の顔から別の顔へと、ピクセル単位でゆっくりと変化してゆく。これが、実際には存在 しなかった人々、中間的な人間など、一人一人の本物の顔の間に「新しい人間」の長い連鎖を生み出し、毎秒30人ずつ、 36,000人以上の新しい顔を誕生させることができる。

『ENOSHOP』 京都・東京を横断して展開。オフィシャル・グッズの詳細が公開!

京都の展覧会場内 の『ENOSHOP』 『ENOSHOP』は、本展覧会用に制作された図録などのオフィシャル・グッズ、 イーノが70年代に考案したクリエイターズ必携アイテム『オブリーク・ストラテジーズ』、限定アート・プリント、LP・CD・DVDといった音楽・映像作品まで、 イーノ作品を取り扱う専門ストア。

本会場のみならず、東京の代官山 蔦屋書店の全館でも展開され、イーノのアーティ スト活動の全貌を見渡せるような、本展覧会のスケールにふさわしい豪華な展開となる。

『ENOSHOP』 代官山 蔦屋書店 / 期間:2022年6月3日(金)〜7月14日(木)
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/shop/26805-1316470524.html

【展覧会オフィシャル・グッズ】
展覧会のオフィシャル・グッズは、図録、Tシャツ、トートバッグ、和菓子の4点。図録は、イーノ書き下ろしのエッセ イと、アート・スクールから現在に至るまでのヴィジュアル・アーティストとしての軌跡を収めた内容だ。Tシャツとト ートバッグは、本展覧会のキー・ヴィジュアルを大胆にプリントしたものとなり、特にトートバッグは、キー・ヴィジュア ルのプリント生地をランダムに裁断することで、全ての柄が異なる仕上がりとなっている。また京都の老舗和菓子店、鍵善良房による特製和菓子が京都限定で販売される。

図録
イーノ書き下ろしのエッセイと、アート・スクールから現在に至るまでのヴィジュアル・アーティストとしての軌跡を収め た内容。
A4判コデックス装 / P.144 /

Tシャツ
キー・ヴィジュアルを大胆にプリントしたオリジナルTシャツ。ボディ・カラーはヘザー・ブラックと白。
サイズ:M, L, XL

トートバッグ
キー・ヴィジュアルのプリント生地をランダムに裁断することで、全ての柄が違う仕上がりとなっています。生地はサステナブル素材。
持ち手の長さ は、ハトメ部分で調整可能。内ポケット付。
幅:約50cm/ 高さ:約40cm/ マチ: 約9.5cm/ 持ち手長さ:約100cm(ハトメ部で結ぶ仕様のため調節可能)/ 内ポケット(約21x14cm)付

【開催概要】
タイトル:BRIAN ENO AMBIENT KYOTO(ブライアン・イーノ・アンビエント・キョウト)
会場:京都中央信用金庫 旧厚生センター
住所:京都市下京区中居町七条通烏丸西入113 x
会期:2022年6月3日(金) 〜 8月21日(日)
開館時間:11:00〜21:00 入場は閉館の30分前まで
チケット:[前売り]
平日 / 一般 ¥1,800 専・大学生 ¥1,300 中高生 ¥800
土日祝 / 一般 ¥2,000 専・大学生 ¥1,500 中高生 ¥1,000
前売り購入サイト: https://www.e-tix.jp/ambientkyoto/

[当日券] 各200円増 小学生以下無料

主催:AMBIENT KYOTO実行委員会(TOW、京都新聞)
企画・制作:TOW、Traffic
協力:α-station FM KYOTO、京都METRO、CCCアートラボ
後援:京都府、京都市, ブリティッシュ・カウンシル、FM COCOLO
機材協賛:Genelec Japan、Bose、Magnux、静科
特別協力:Beatink、京都中央信用金庫
公式ホームページ:
http://ambientkyoto.com

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