一般社団法人BASEが、2022年に開講するビジネスパーソン向けの実践型ワークショップBASE ART CAMPを開催する。




BASE ART CAMPとは、京都にゆかりのあるアート、演劇、映画、音楽、写真といった多様なジャンルのプロのアーティストが講師となる、約半年間のプログラム。創造の原点に触れるような実践的なワークショップを中心に、アーティストの思考や制作プロセスから人生を生き抜くための術と知恵を学ぶ。今回は2022年4月から9月までの第1期受講の募集を開始する。

ビジネスパーソンを対象とした芸術的実践を通して生きる術を学ぶワークショッププログラム
BASE ART CAMPとは、いつの間にか忘れていた“自分”と芸術的実践を通して向き合うためのプログラムであり、新しい芸術学校だ。

「この複雑で混迷を極める現代を生き抜くためにはどうすればよいのか?」そんな私たちの問いにアーティストの芸術的実践は、実に多様で面白い視座を与えてくれる。




この学校では、手を動かして“ものをつくる”、そんな単純なことをやめてしまった現代社会だからこそ、もう一度、原点に還って“ものをつくる”というアーティストの芸術的行為から、働く人の人生の糧になる術を学ぶ。

いつでも立ち返ることのできる拠点に人生はよく登山に例えられる。BASE ART CAMPではプログラムを山を登るプロセスに重ねて、最初は霞がかかってよく見えない山の頂までゆっくり6ヶ月間をかけて自分の足で辿り着こうというものだ。
受講者はまず、自分の現在地を確認し、高地に順応し、それぞれ自分に合った装備を身につけ、自分なりのルートで登頂を目指す。

BASE ART CAMP概要

BASE ART CAMPプログラム:5つのポイント
*自分の内側にあるものを起点にする
*言葉にできないことを意識する
*価値は自分で決める
*人と違うことをする
*物事を再定義する

受講対象
京都で開催されるプログラムに参加できる社会人(法人・個人)を対象

個人の場合
・仕事にアート思考や新たな制作アイデアを取り入れたい方
・仕事という軸と、「人生」という軸を探している方
・アート関係の仕事に進みたい方
・京都のローカルコミュニティと繋がりたい方

法人の場合
・企業研修として採用しアート思考を社内に、社員に取り込みたい
・これからの時代を生き抜く新しい事業開発・組織づくり・人材育成を行いたい
講師
あごうさとし 劇作家・演出家
小崎哲哉 ジャーナリスト
蔭山陽太 舞台芸術
河野愛 美術作家・テキスタイル
小松千倫 現代美術、音楽
塩谷舞 文筆家
武田真彦 音楽家、アーティスト
田中英行 現代美術
田中誠一 映画
谷澤紗和子 美術作家・切り紙/紙絵
佃七緒 美術作家、工芸家
仲西祐介 照明家
林薫 音楽
矢津 吉隆 現代美術
山内浩 写真家
リム・カーワイ 映画監督
和田ながら 演出家

ほか *50音順

開講日程:
順応編と登頂編の2段階のプログラムを構成。前半[順応編]の3ヶ月は芸術的な思考もしくは所作に身体的に順応する段階として「3つの講義」と「5つのワークショップ」を行います。
後半[登頂編]の3ヶ月では個々の特性に合わせた実践型ワークショップを通して最終的なアウトプットを目指します。また、番外編として不定期でスタジオツアーや芸術鑑賞会などを開催予定。
1)順応編
最初に自分の現在地を確認し、芸術的実践や思考に順応するための講義とワークショップを実施します。実際に手や頭を動かす体験型のワークショップではアーティストと一緒にさまざまな視点から“ものをつくる”を体験します。

3つの講義
「現代アートの楽しみ方 #1-#3」講師:小崎哲哉
「ここじゃない世界に行くには」講師:塩谷舞
「アートという術」講師:田中英行

5つのワークショップ
ファシリテーター:佃七緒
第1回「光の言の葉」講師:谷澤紗和子
第2回「サウンドクロッキー」講師:小松千倫
第3回「ことものの取り調べ」講師:河野愛
第4回「わたしのようにあなたが朝を起きるなら」講師:和田ながら
第5回「重たい鑑賞」講師:佃七緒
2)登頂編
順応編を経て、受講生をその特性によって美術、音楽、映画、演劇、写真の5つのルートへ振り分け、最終的なアウトプットを目指してより実践的かつ具体的なプログラムを実施します。
演劇ルート 講師:あごうさとし、蔭山陽太
美術ルート 講師:矢津吉隆、佃七緒
写真ルート 講師:仲西祐介、山内浩、ほか
音楽ルート 講師:林薫、小松千倫、武田真彦
映画ルート 講師:田中誠一、リム・カーワイ

【申込方法】
公式サイト申し込みフォームより申込
受付開始:2022年3月1日(火)より
BASE ART CAMP 公式Webサイト https://base.kyoto/baseartcamp

【開催概要】
開催期間:2022年4月〜9月(約6ヶ月間)
プログラム日程:
1)順応編
4月9日(土)始業日&講義
4月16日(土)WS
4月30日(土)WS
5月7日(土)講義
5月14日(土)WS
5月28日(土)WS
6月4日(土)講義
6月18日(土)WS
2)登頂編
登頂編の7月〜9月の日程はルートによって異なります。
*各ルートの成果発表は9月23日(金・祝)〜25日(日)あたりを予定
定員:25名
料金:38万円(税込)
第1期生募集期間:2022年3月1日(火)〜3月31日(木)
会場:京都市内各拠点(QUESTION、出町座、Theatre E9 Kyoto、DELTA、CLUB METRO、kumagusuku、両足院、他)
主催:一般社団法人BASE
協力:京都信用金庫




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