エレクトロニック・ミュージックの世界でもひときわ異彩を放つプロデューサー、コアレス。FKAツイッグスやジェイミーxx、サンファ、マウント・キンビー、カリブー、ムラ・マサら著名ミュージシャンが絶大な信頼を寄せるコアレスが〈Young(旧:Young Turks)〉からデビュー・アルバム『Agor』をリリースした。




自然に囲まれたウェールズ北部沿岸にある田舎街で生まれ育ったコアレスことルイス・ロバーツは、海洋学を学ぶかたわら、ポップスやエレクトロニカ、ハウスなどを吸収しエレクトロニック・プロデューサーとしてのキャリアに足を踏み入れた。2011年にデビューEP『4D』をリリースし〈Young〉と契約。その後サンファとのコラボを手掛けるほか、業界を震撼させたEP『Yūgen』を発表し、各メディアから注目の新人アーティストとして挙げられるなど世界中から彼へのデビュー・アルバムへの期待が高まっていたものの、その後は沈黙を保っていた。一方で、FKAツイッグスが2019年にリリースした『MAGDALENE』のプロデュースを手掛けたほか、カリブーやパフューム・ジーニアスらのリミックスを手掛けるなど、多くの著名アーティストからのラブコールは絶えなかった。そんな中でソロとしては5年という長い沈黙を経て新曲「Black Rainbow」をリリースし、早くもフォー・テットやジェイミーxxのSpotifyプレイリストにてフィーチャーされている。

デビュー・アルバム『Agor』のタイトルは、ウェールズ語で“開く”という意味で、感覚の境界線上に存在し、聴き手が馴染みのある音楽的領域から未知の領域へと導くこのレコードにふさわしいタイトルとなっている。ダンス、アンビエント、コンテンポラリー・クラシックといった様々な世界にまたがっていると同時に今までにないエレクトロニック・ミュージックがここに完成した。

アルバムに先駆けて、コアレスは、持ち味でもあるシンフォニックなメロディーとフェイスレスなヴォーカル・フックが、思わず背筋が凍るほどアンセミックに展開される新曲「White Picket Fence」を今週公開していた。




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