アメリカ議会が、昨年、11月にSpotifyが発表したアーティスト向けのプロモーション機能「Discovery Mode」を疑問視したことにより、この機能に関する調査が行われることがわかった




「Discovery Mode」は、アーティストやレーベルなど楽曲の権利者がリスナーに聴かせたい曲を設定し、その情報がSpotifyのアルゴリズムによる音楽セレクト機能に追加されることで、その曲が自動再生またはラジオで再生されやすくなる代わりに、通常よりも低いプロモーション用のロイヤリティー・レートに変更するというもの。

2人の下院議員がSpotifyに宛てた書簡では、Spotifyがアーティストに支払うロイヤリティが1再生あたり1セントにも満たないことを指摘しており、「世界的なバンデミックにより、ミュージシャンやその他の演奏家の収入が壊滅的な打撃を受け、パンデミック以前の水準に戻る明確な道筋が見えない今、現役アーティストの収入をさらに削減し、最終的にリスナーの選択肢を狭める可能性のある計画は、重大な政策的問題を提起する」と書かれている。

また、「Discovery Mode」に関しては、新機能の予定期間、「プロモーション用のロイヤルティレートの計算方法、「底辺への競争」効果が起こらないようにするための保護措置についてなどの質問が投げかけられている。

これらの質問に対して、Spotifyは6月16日までに回答する予定だという。




Share.

Comments are closed.