ディズニーの大ファンでありながら、理想と現実の差のもどかしさを歌った「Mad at Disney」が、TikTokをきっかけに今ではSpotifyのみで1億7千万回再生される程ブレイクした、現在21歳のアメリカのPOP シンガー・ソングライター、セイレム・イリース。
最近ではTikTokerからポップスターと化したベラ・ポーチの「Build A Bitch」の楽曲もセイレムが手掛けており、ソングライティングの才能を開花させている。この度、「Only Child(一人っ子)」と、「Lonely Child(ひとりぼっちな子)」の2つの言葉をかけたタイトルの自身のデビューEP『(L)only Child』の発売を5月21日に控える中、最新シングル「Dinosaurs (S4E7)」のミュージック・ビデオが解禁された。
新曲「Dinosaurs (S4E7)」では、この地球で1億5千万年以上生きたと言われる恐竜に対して、“did the dinosaurs see it coming?(恐竜たちは分かっていたの?)”と歌うセイレムは、絶滅した恐竜達の当時の環境と、現在の環境問題を比較しながら、将来への不安と共に、怒りを表している。同曲のミュージック・ビデオは、過去にラウヴ等の作品も手掛けたJason Lesterが監督を務めており、1990年代の全米人気テレビシリーズ番組『Dinosaurs』の最終話をオマージュしている。内容は、セイレムが景品で当たった“何でも見えてしまう魔法のメガネ”をかけて、近所の住民の本当の姿や、しまいには新聞の見出しの隠れたメッセージまでもが読めてしまうというもの。
セイレムは、「人々が馴染みやすい、キャッチーでポップなメロディーに乗せながら、私の歌詞を通じて現代の環境や社会問題に対して意識を高める人が増えて欲しいと願いながら楽曲を書いています」とソングライティングの自身のモットーを語っている。