MIDI Associationが、MIDIに変わる新規格「MIDI2.0」のオーディオビジュアルロゴを公開した。
公開されたオーディオビジュアルロゴは、デザインスタジオのPentagramがデザインを担当しており、「楽式」にインスパイアされたもの。管弦楽における基準ピッチが「ラ(A)」=440Hz(A440)と定めた「シュトゥットガルト・ピッチ」の視覚的表現やリサジュー曲線(リサジュー図形)もデザインに影響を与えている。
また、Pentagramによると、最終的に完成したロゴのデザインは、440Hz~880Hzの間の変調形状を表しているとのことで、
ロゴの音色の音程は440Hzから始まり、微妙な波動整形とステレオ・モジュレーションによって、880Hzまで上昇するというようにビジュアルのデザインと同じテーマが採用されている。
MIDI Sonic Logo from Pentagram on Vimeo.
「MIDI 2.0」の規格書は、2020年2月22日にThe MIDI Manufacturers Association(MMA)と一般社団法人音楽電子事業協会(AMEI)によりVersion1.0として同意書に署名されたもの。MIDI 2.0規格書は以下の5つの書面から成っている。
1.MIDI 2.0規格概要
2.MIDI機器間ネゴシエーション(アップデート)
3.ユニバーサルMIDIパケットとMIDI 2.0プロトコル
4.プロファイルの共通規則
5.プロパティ・エクスチェンジの共通規則
MIDI Associationは、昨年10月にMIDI 2.0の特徴を紹介するイントロダクション動画を公開しているので、詳細が気になった人は以下の動画をチェックしてほしい。