ソーシャルディスタンスを確保しない実験音楽イベント、開催後に新型コロナ感染者0人だったことを報告

0

昨年12月、スペインの音楽フェス「Primavera Sound」チームが開催したソーシャルディスタンスを確保せずに音楽イベントを実験的に行う「PRIMACOV」で、開催後に新型コロナウイルスに感染した参加者が0人だったことを報告した。




会場収容人数1608人の会場で行われたイベントでは入場前に15分で完了する新型コロナウイルス検査が行われ、検査を受けた人のうち、463人が会場への入場を許可され、496人が入場を禁止された。また、合計959人の参加者はイベント終了の8日後に迅速検査と抗原検査を受けており、その結果、入場を許可された参加者からは新型コロナウイルス感染の陽性反応なし。一方、入場できなかった参加者のうちの2人から陽性反応が出たことが報告されている。

この結果に対し、PRIMACOV主催側は、「イベント開催は研究目的であり、今回実施した検査は、音楽であろうとなかろうと、ソーシャルディスタンスを確保することなく、あらゆる種類のイベントを実施するために非常に有用なツールとして検証することができた」と声明を出している。

なお、イベントでは地元DJやバンドが出演し、会場内では入場を許可された参加者にはマスクが提供され、飲酒中のみマスクを外すことが許可された。しかし、ライブ中はソーシャルディスタンスを確保する義務はなく、コロナ以前のようにライブを楽しむことができたことが報告されている。




Share.

Comments are closed.