北アイルランドのベルファスト出身でロンドンを拠点に活動するマット・マクブライアーとアンディ・ファーガソンから成るユニット、バイセップ(Bicep)。2021年1月22日に〈Ninja Tune〉よりリリースされる最新作『Isles』から新曲「Saku (feat. Clara La San)」をマーク・ジェンキン監督による不穏なストップモーションビデオと共に本日公開した。
楽曲はフットワークの影響を受けたポリリズムなビート、イヴ・トゥモアとのコラボレーションでも話題となったヴォーカリストClara La SanのUKガラージュを想起させる歌声、そして90年代のR&Bや巨匠ジョン・カーペンターの音楽をも思い起こさせるメロディによって中毒性のある仕上がりとなっている。
僕らは音楽を制作するとき、幅広いインスピレーションから影響を受けることを目指している。「Saku」 はその良い例だと思う。90年代のR&Bを経由してIDMとフットワークを取り入れたんだけど、その雰囲気を完全に理解しているClaraと一緒に仕事ができたのは素晴らしいことだったね。最初のデモはBPM155で、別のデモは「Apricots」のヴォーカルをピッチアップして使っていた。ハング・ドラム・メロディのバージョンもあったけど、最終的にはClaraの声をそのままにしておくことにしたんだ。 – Bicep
また、本日彼らは2回目となるオンライン・ライブ配信、”Bicep Global Livestream”を日本時間の2月26日19:30より公開することを発表した。配信では過去作に収録されている曲のリメイク版や、最新作『Isles』に収録された楽曲のエクステンデッド・バージョンなどが披露される予定。前回同様、スクエアプッシャーのアートワークやビデオを手がけるBlack Box Echoによるビジュアルを楽しむこともできる。
更に今月初めには、現在Apple Musicで毎月開催されている「FeelMyBicep Radio」の第2回目が放送され、そこではバイセップの世界がいかにして形作られてきたかが語られている。
https://music.apple.com/us/curator/feelmybicep-radio/1508023221
待望の最新作『Isles』は2021年1月22日に国内盤CD、輸入盤CD/LP、カセットテープ、デジタルでリリース。国内盤CDには解説が封入、ボーナストラックが収録される。また、輸入盤LPは通 常のブラックに加えて、限定のピクチャー盤、さらには国内盤CDと同内容のボーナストラックが収録された3枚組のデラックス盤が発売される。