Coldcut新プロジェクト「Keleketla! 」が新曲「International Love Affair」を公開

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〈Ninja Tune〉を主宰するレジェンド、コールドカット(Coldcut)が新プロジェクトKeleketla!(ケレケトラ!)名義で7月3日にリリースする『Keleketla!』より新曲「International Love Affair」を公開した。




楽曲は我々が一つになることの必要性と、音楽の癒しの力を讃えた楽曲だ。この曲には、南アフリカ、ナイジェリア、イギリス、アメリカのミュージシャンが参加しており、国際的なコラボレーションによって実現した曲となっている。また、デジタルシングルには〈Ninja Tune〉傘下の〈Technicolour〉からのリリースをし、昨年のWWW Xでのプレイも話題となったカナダ出身の注目のプロデューサー、プロジェクト・パブロのリミックスも収録されている。

このプロジェクトは多彩な人材が参加するコラボレーション企画であり、その範囲は国境を越え、ヨハネスブルグから、ロンドン、ラゴス、ロサンゼルス、インドネシアにまで及ぶ。ケレケトラ!は当初、音楽的な出会いの場として、マット・ブラックとジョナサン・モアから成るコールドカットと南アフリカの中心的ミュージシャンたちによって始められたもので、南アフリカのスタイルを強く打ち出した荒削りなジャズジブシル・シャバや、ラッパーのユーゲン・ブラックロック(映画『ブラックパンサー』のオリジナルサウンドトラックに参加)とのセッションからスタートした。それ以降、更なる広がりをみせ、現代のUKジャズシーンからはシャバカ・ハッチングスにジョー・アーモン・ジョーンズ、フェラ・クティに仕えた名キーボード奏者デレ・ソシミ、ロサンゼルスの伝説的スポークン・ワードの先駆者ワッツ・プロフェッツ、西パプアの活動家ベニー・ウェンダ、そして先日急逝したアフロビートの創始者トニー・アレンなどが名を連ねている。




最終的に、作品はさまざまな影響をまとめ上げた上で未来を見据えたものとなり、多様な音楽性を繋ぎ合わせ、ジャズによって色づけをした感情豊かな世界を描き出している。「Keleketla」という名称は「コール・アンド・レスポンス」に使われる「レスポンス(response)」を意味する。このタイトルが示すのは、本プロジェクトの目的である。すなわち、大陸さえも隔てた地で行われた別々のレコーディングセッションの成果を辿って、誰もが共有できる音楽的基盤を築き上げることだ。

ケレケトラ!・ライブラリーという強固なコミュニティーから始まったこのプロジェクトは、音楽を中心にして密接に築き上げられた結束の輪を起点に広がっていった。南アフリカ滞在中に紹介されたレコードの数々や出会った友人たちを思い出しながらモアは言う。「音楽を愛する人たちはあらゆる場所にいて、それとともに我々は繁栄してきた」『Keleketla!』は、コール・アンド・レスポンスの伝統を受け入れ、その先に広がる世界のあり方を見届けるようにと呼びかけている。

待望のアルバム『Keleketla!』は7月3日にリリース。国内盤CDにはボーナストラックが収録され、歌詞対訳と解説が封入される。また、国内盤CDにはコールドカットによる貴重なミックスCDが先着特典として付属することが決定した。




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