ニューエイジの巨匠Laraajiが最新作より新曲「Prana Light」解禁! 三部作制作ドキュメンタリーも公開

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1943年生まれ、ニューヨークを拠点に現在も活動を続けるニューエイジ / アンビエントの生ける伝説、ララージ。ワシントン・スクエア・パークで演奏する彼を見たブライアン・イーノの誘いを受け、1980年にリリースされたイーノによるアンビエントシリーズ第3弾『Ambient 3: Day of Radiance』に参加し脚光を浴びることとなった。




その後はジョン・ケイル(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)、ハロルド・バッド、ビル・ラズウェル、ファラオ・サンダース、細野晴臣らとのコラボレーションをするなど幅広い活動を行い、オーディオ・アクティブとのアルバム『The Way Out Is The Way In』のリリースでも注目を集めた彼が、7月にリリースされた3部作の1作目、『Sun Piano』に続く最新作『Moon Piano』を10月9日にリリースすることを発表、同時に新曲「Prana Light」を公開した。

また、3部作の制作の裏側が垣間見れるドキュメンタリーも公開された。




前作『Sun Piano』と同様『Moon Piano』は、ルックリン・チャーチで録音された。前作が高揚した即興演奏が中心であったのに対し、本作ではカート・ヴァイル、ザ・ウォー・オン・ドラッグス、メアリー・ラティモアらを手がけるジェフ・ジーグラーとクリスチャン・ハヴィンス(Dallas Acid)が編集を加えた、より内省的でミニマルな作品となっている。『Sun Piano』が昼間の陽気さを表現しているとすれば、『Moon Piano』は対照的な夜のメランコリックな雰囲気の作品だ。

ララージ自身、今作について「瞑想的なサウンド・ペインティング」と表現している。また、最近のインタビューで、ララージは2枚のピアノ・アルバムを制作する際の即興的なプロセスについて次のように語っている。

私はピアノに触れる最中、自由な発想と元々準備していた心持ちがブレンドされることで、最高の状態を作り出すことができた。ピアノは、より高くより繊細な世界、さらには喜び、陶酔、至福、静寂、ミニマリズム、リラクゼーション、瞑想といったものを想像するための楽器となった。そして出来上がった音楽は自然発生的なものでありながらもそれらの影響を受けて形作られ、導かれて完成したものなのです。 – Laraaji

今作『Moon Piano』は3部作のうちの第2弾で、第3弾はピアノとオートハープのサウンドを使用したEPを予定している。




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