The Black Madonnaが文化の盗用という指摘を受けアーティスト名をThe Blessed Madonnaに改名

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The Black Madonnaとして活動していたDJのMarea Stamperが、アーティスト名を新たにThe Blessed Madonnaに改名した。




これは“The Black Madonna: It’s Time To Change The Name”というオンライン請願運動がデトロイトのアーティストMonty Lukeによって立ち上げられ、Monty Lukeは”The Black Madonna”という名前について「問題があり、攻撃的」かつ「文化の盗用」であり、「2020年に白人女性が自分自身を「黒人」と名乗ることは非常に問題がある」ことを請願の理由としている。Marea Stamperはそれを受けて、翌日名義をThe Blessed Madonnaに変更することを発表している。




Marea Stamperは、「私のアーティスト名は、論争、混乱、痛み、フラストレーションのポイントとなっており、この名前の中のどの単語よりも何千倍も重要なものから注意を逸らしていました」、「私たちは特別な時代に生きています。今回のことはとても大きな議論の中のごく一部に過ぎませんが、私たち全員に、どんな方法でもポジティヴな変化を起こそうと努力する責任があります」と名義変更に関する声明を出している。RAによれば、Marea Stamperが”The Black Madonna”という名前を使用していたことに対する批判が始まったのは、今回が初めてではなく、何年も前に遡るとのこと。

“文化の盗用”に関して、彼女は2017年のThe Quietusでのインタビューで、敬虔なカトリック教徒として”The Black Madonna”という名前は自身の文化の一部であると主張したことがある。しかし、今回の改名は、昨今の黒人差別問題と関係があり、そこから”Black”という言葉が”文化の盗用”に当たるという黒人側の主張をMarea Stamperが受け入れた形だ。




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