今年10月開催予定だったCoachella 2020の正式キャンセルをLA Timesが報じる

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今週、Billboardによって、延期日程となった10月開催も当初の日程と同じくキャンセルされる可能性があることが明らかになっていったCoachella 2020だが、現在、LA TimesがCoachella 2020が正式キャンセルになったと報じている。




今週水曜にCoachellaの会場を管轄するリバーサイド郡の公衆衛生担当官のCameron Kaiser博士は、現在進行中の新型コロナウイルス感染のリスクがあるため、2週間のフェスティバル、つまりCoachella(カントリーミュージックのStagecoachと一緒に)は、早くても来年まで開催しないと発表したという。

博士は「新型コロナウイルスが秋に悪化する可能性があるという兆候が強まっているので、憂慮している」と述べている。そのことを踏まえて、CoachellaやStagecoachのような大規模イベントは、カリフォルニア州知事のニューソム知事が定めたロードマップのステージ4の段階になって開催できる見通しのようで、開催するには治療やワクチンを必要となるとのこと。
そういった状況を踏まえて博士は現段階で10月開催に向けて前に進むことは好ましいとは言えないと述べている。またこのような状況に配慮して参加者の健康を第一に考え、10月開催の中止を決断したCoachellaのプロモーターのGoldenvoiceを賞賛している。




Coachellaはアメリカで最も収益性が高い音楽フェスとして知られており、年間で7500万ドル〜1億ドルの利益を得ており、中止となるとGoldenvoice、その親会社のAEGが受ける経済的打撃は大きいことは間違いない。また例年、Coachellaは2週連続で開催される6日間のうち、それぞれの日程で12万5000人を集めてきたため、開催中止となると会場周辺のCoachella Valleyの観光業やホスピタリティ産業に大きな経済的打撃を与えることになるだろうとLA Timesは指摘している。

なお、報道どおりであればCoachellaが開催されないのは2000年以降では今年が初となる。現時点ではCoachella側からの正式な発表は行われていないが、先日も先述のように中止の可能性が取り沙汰されていただけに報道どおりの結果になる可能性は高そうだ。

更新:Coachella 2020、運営が正式に10月開催中止を発表! 開催は2021年4月まで延期に




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