Denzel Curryがジョージ・フロイド氏殺害事件をきっかけにした人種差別反対の動きに関する見解をSNSで発言

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アフリカ系アメリカ人の黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏が、警察官の不当な暴力により2020年5月25日にミネアポリス近郊で死亡したことを受け、起きた抗議デモ。しかしながらデモは過激な暴動に発展し、現在抗議のためのデモと暴動による略奪による騒乱が全米各地で相次いでいる。




このような事態の中、ラッパーのDenzel Curryが、殺害事件デモから浮き彫りになった現在の状況、そして世界的に広がる人種差別反対の動きについてSNSで自分の見解を発言。その発言は現在、日本語訳も公開されている。

発言は、自身がすでに行っていたアメリカの現状に対する投稿に対する返信を受けたもので、Denzel Curryは、返信に対して、すごく鈍感で、無知で、僕たちが常日頃向き合っている偏見とは無縁なところで生きている人が多いと思うという私見が述べられている。

さらに差別的な行為が行われる現状に対し、黒人である自分たちをアメリカ人としても人間としても扱ってくれない人が多いと続け、デモを批判的に捉えることに対してもデモをする必要なんてないと多くの人は言うけど、僕ら黒人が殺される理由もないと訴えたほか、発言の最後には今のアメリカの現状のせいで、自身は岐路に立たされていると前置きし、”今ここで聞きたいのは君は僕に賛成なのが、反対なのか。無意味な暴力に反対する。そして、正しい行いをすることを主張したい”と呼びかけている。




デモと騒乱が全米各地に相次いでいることを受けて、ドナルド・トランプ大統領は5月31日、左派の反ファシズム運動「アンティファ(Antifa)」をテロ組織に指定するとTwitterに投稿。白人警官に拘束された黒人男性が死亡した事件への抗議デモが全米に拡大する中、トランプ大統領は、暴力行為の激化はアンティファの仕業だと主張していることが報じられており、さらなら波紋を呼んでいる。

一方で実際に今回のデモをきっかけにした暴動には、デモの本質とはかけ離れた破壊、略奪行為を目的にする者も一部で確認されており、デモの参加者と思われる人物がこういった別の不当行為をやめるように訴えかけている動画も現在、Twitter上で拡散されている。




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