UKインディー・シーンの次世代を担う存在として注目を集める孤高のロンドン出身アーティスト、キング・クルール(King Krule)ことアーチー・マーシャルが、32分にわたるライブ映像をYouTubeで突如公開した。
今回のライブ映像は、最新アルバム『Man Alive!』のリリース直前にフランスのテレビ局Arteの音楽番組向けに収録されたもの。『Man Alive!』から6曲と前作『The OOZ』からの2曲、計8曲のフルバンド演奏が披露されている。
Set List
1. Perfecto Miserable
2. Alone, Omen 3
3. (Don’t Let The Dragon) Draag On
4. Celluar
5. Underclass
6. Energy Fleets
7. A Slide In (New Drugs)
8. The OOZ
2月に発売された待望の最新作『Man Alive!』は、プロデュースおよびミキシングに前作から引き続きディリップ・ハリス(マウント・キンビー、サンズ・オブ・ケメット他)が参加し、イグナシオ・サルヴァドーレス(Sax他)ら慣れ親しんだ顔ぶれの並ぶ『Man Alive!』は音楽的には『The Ooz』の延長線上にあると言える。しかしフィルターを通さず何もかも詰め込んだ前作に較べてコンパクトにまとまった本作は、夢想と現実、ヴァーチャルとリアルがシュールに交錯する抽象度の高い映像的なサウンドスケープの内側に聴き手を深く引き込んでいく。25歳になったキング・クルールの、ブルーにこんがらがった心理をじかに感じることができる1枚だ。国内盤CDには、歌詞対訳と解説書、そしてボーナストラック4曲が封入され絶賛販売中。