今月、亡くなったDJ/プロデューサーのAndrew Weatherallが1988年から2020年にかけて手がけたDJミックスをアーカイヴした「The Weatherdrive」が、彼の熱心なファンによって公開された。
「The Weatherdrive」はGoogle Drive上で公開されており、収録されたミックスは900時間時間以上、800ファイル以上、データ総量85GBにも及ぶ。
「The Weatherdrive」を監修したMartin Brannaganは、「喜んでワクワクしているのは、これが完成からはほど遠いことを知っているためです。アンドリューは多作で、彼のキャリアはカセットテープにラジオ番組を録音する時代からミックステープ、CD-R、インターネット初期のストリーミング・ラジオ、そして今日のすべてのラジオ番組がストリーミングされ、ライヴ後のサウンドボードも聴ける時代に及んでいることです。先週からインターネットの片隅ではアンドリューについて、悲しみや内省、愛、称賛、回顧が寄せられましたが、それによってありあまる人々が自分の古いテープを掘り起こし、オンラインに上げることに取り組んでいます」と声明を発表しているとNMEは報じている。
公開されたミックスは1988年から1994年など各年代や年次ごとにフォルダ分けされており、Andrew Weatherallが手がけたFabricのミックスシリーズ『Fabric 19』のトレイラーミックスなども収録。またトラックリスト、ファンがピックアップしたAndrew Weatherall出演イベントのフライヤー、ファンアート、メディアのインタビューなどがまとめられたフォルダも。
そのほかにもAndrew WeatherallのユニットであるThe Sabres Of Paradise、Two Lone Swordsmenの未発表音源が「Unreleased」フォルダに収録されていることが確認できる。
