Thom Yorke、英カルチャー・マガジンのCrack Magazineとのコラボ特別限定号が発売へ

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最新ソロ・アルバム『ANIMA』が話題となっているトム・ヨーク(Thom Yorke)は、英カルチャー・マガジンCrack Magazineと共同制作した特別限定号『I SEE YOU – a zine by Crack Magazine and Thom Yorke』を9月13日に発売することを突如発表した。



この特別限定号では、2019年における抵抗、プレッシャー、そしてパニックに焦点が当てられている。トム・ヨーク自身が選んだ8人のアーティストや活動家たちの思想やメッセージがまとめられているほか、8人全てがトムが作成した同じ質問に答えている。トムも自身が作成した質問に答えており、特色豊かな8人とトム・ヨークそれぞれが抱く世界観の断片がパッチワークのように一つの書籍作品としてまとめられたファン必携のアイテムとなっている。

今回取り上げられた8人は、米コンポーザーでシンセサイザーを使ったエレクトロニックミュージックの先駆者として知られるローリー・シュピーゲル、世界で活躍する環境活動家ジョージ・モンビオ、スコットランドのエディンバラ発詩人/作家ハリー・ジョセフィーン・ジャイルス、NY出身の現代アーティストのエイミー・カトラー、UNDERCOVERのデザイナーを務める日本人ファッション・デザイナー高橋盾、第90回アカデミー賞で4部門にノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』やトム・ヨークがサウンドトラックを提供した『サスペリア 』を手掛けたことで知られる監督/脚本家のルカ・グァダニーノ、実験音楽ミュージシャンのカリ・マローン、そしてブルックリンを拠点とする新鋭アーティストのクリスチャン・ホルスタッドである。





本作には、トムがこの特別限定号向けに書いた序文を寄せており、長年レディオヘッドやトム・ヨークの作品のアートワークを手掛けるスタンリー・ドンウッドとドクター・チョック(トム・ヨーク)によるアートワークが収録されている。不安、将来、持続可能な社会、そして対立…現代世界の根幹にある問題を掘り下げた内容となっており、トム・ヨークは同書籍の利益全額を環境保護団体グリーンピースに寄付することを明らかにしている。

トム・ヨークの最新アルバム『ANIMA』は、6月27日にダウンロード/ストリーミングで配信開始され、7月17日には世界に先駆けて国内盤CDがリリースされた。また同アルバムの発表に合わせて、フィルム1巻き分の12分に満たない短編映画のことを指す“ワンリーラー(one-reeler)”がNetflix限定で公開されている。このワンリーラーには、アルバム『ANIMA』の収録曲3曲が使用され、監督は世界三大映画祭(ベネチア、カンヌ、ベルリン)の監督賞を全て受賞しているポール・トーマス・アンダーソンが手掛けている。



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