80年代の名サンプリング・ドラムマシンのひとつとして知られるE-mu「SP-1200」が、新たに「SP-2400」と復活するかもしれない可能性について、Factが報じている。それによるとSP-2400はアメリカの機材メーカーIsla Instrumentsが開発中のもので、「SP-1200」にインスパイアされた新たなハードウエア・サンプリング・ドラムマシンとなる模様。
SP-2400は先月、オンライン上でリーク画像が流出し、開発が噂されていたクローンモデルが、Isla InstrumentsのCEO、Brad Hollandはライブ動画のインタビューでクローンではなく、SP-1200のレイアウトとワークフローを現代版にアップデートしたものだと発言している。
またSP-1200のオリジナルは12ビットというビットレートになっているが、SP-2400は、24ビットサンプルアーキテクチャを使用したモデルになるようだ。さらに販売価格は1000ドル以下を目指しているとのこと。
Isla Instrumentsは、以前、クラウドファンディングでMIDIコントローラー、アルペジエーター、およびコードジェネレーターであるKordBotを売り出したことでも知られる機材メーカーだ。今後、SP-2400の開発が順調に進んだ場合、KordBotと同じくクラウドファンディングでの販売も予想されている。
J DillaなどヒップホッププロデューサーやTheo ParrishやMoodymannといったハウスプロデューサーからも愛用されいた名機SP-1200だけに、その現代版となるSP-1200が無事開発されリリースされることに期待したい。