オンラインで専門知識がなくとも、プリマスターファイルをドロップするだけでハイクオリティーなマスタリング済み音源を作り出すことができるサービス・LANDER。
現在、世界中で100万人以上が利用しているというこのサービスが、7月からさらに利用者となるミュージシャンをサポートする新機能をスタートさせた。
◇iTunes, Spotifyなどへの配信が可能に
その追加された新機能とは、90以上の主要オンラインミュージックストアへの配信が同サービスから行えるようになったというもの。これにより、ユーザーは、iTunesなどのデジタルストアでの音源販売や、Spotify、Apple Musicなどストリーミングサービスからの配信を行うことが可能に。
この新機能では、ユーザーがこれまで、LANDERを使って制作したマスタリング音源はもちろん、例えば、別に自分でマスタリングした音源などもデジタル販売、配信用の音源化することが可能。
◇配信プラン最安は月額100円から
販売・配信方法は、定額制のマスタリングプラン同様に、毎月”10曲”、”30曲”、”無制限”の3つのプランが用意されており、年間プランの場合、例えば月10曲の配信であれば、わずか100円から利用することができることが大きな魅力だ。
LANDERによると、ユーザーが配信を行った楽曲の管理もアカウント内の統計ダッシュボートから可能となっており、ストリーム数、ダウンロード数を一目で追跡可能。
また、アーティスト側がレーベルを通さずに自身の作品をデジタル音源として流通させるシステムはbandcampが有名だが、販売に関する手数料が引かれるという面もあったが、このLANDERのサービスは有料定額制という最初にユーザーに料金負担がかかってくるものの、配信した楽曲のロイヤリティも100%ユーザー側に還元される仕組みとなっているとのことで、自ら自身の音源を販売するユーザーにとっては、今後の配信・販売におけるの選択肢が増えることになりそうだ。
近年、Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)のような、レーベルからの音源の販売なしで成功を収める、独立したインディーズ・アーティストが成功を収めていることもあり、セルフプロモーションでの新しい形の音楽ビジネスも注目を集めている。
オンラインヒットを狙うインディーズミュージシャンはこの新機能を1度試してみては? 詳細が気になる人は下記のLANDERオフィシャルサイトのリンクをチェックしてみよう!
LANDER
http://blog.landr.com/ja/landr-release-ja/
https://app.landr.com/purchase/pricing
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Text by Pointed