「国内に即興音楽シーンを醸成したい」- SUGIZOの夢に、トップ・ミュージシャンたちが呼応。日本各地で起こりつつあるリアルな繋がりへの欲求を受け止め、ジャンルを越境して幅広い音楽が集まるシーンを体系化。夜明けを告げる第一回イベントが8/11(木)祝日「山の日」に渋谷Contactにて開催される。

ジャム・バンドとは、1960年代、グレイトフル・デッドに始まった頻繁なライヴ・アルバム発売や独特なコンサート形態を特徴とするアメリカで起きた音楽シーン。彼らはコンサート中に長時間の即興演奏“ジャム”を行っていた。これらはリズムやコードに対する長時間の即興演奏や、ジャンルの境界を越えた長時間の音楽セットを含んでいる。ジャム・バンドのアーティストが演奏するジャンルは多岐に渡り、1990年代にはブルース、カントリーミュージック、現代フォーク・ミュージック、ファンク、プログレッシブロック、ワールド・ミュージック、ジャズ・フュージョン、サザン・ロック、オルタナティブ・ロック、アシッド・ジャズ、ブルーグラス、フォーク・ロック、電子音楽といったジャンルをサウンドに取り入れたアーティストに“ジャム・バンド”という言葉が適用されていた。

現在アメリカでは “ライヴ・ミュージック・シーン”として語られ、根強く残っているジャム・バンド・シーン。世代交代が進んだ20年後の現代日本で、アメリカでのジャム・バンドの成り立ちをリスペクトしつつ、日本の土壌から生まれた独自の即興音楽シーンとしての“ジャム・バンド”シーンを確立していく。当然それは日本らしいロック、ジャズ、ファンク、電子音楽などの現在のシーンが融合し、今後日本独自のカルチャーに発展していくと予測される。

あらゆるジャンルを取り込む“ジャム・バンド”と音楽の即興性をコンセプトにしていることが他イベントとの差であり、最大の特長。ライヴ・セットには、SUGIZO率いるサイケデリック・ジャム・バンドSHAGが4人編成で登場。エレクトリック・マイルスを彷彿させるジャズ・ロック・スタイルが、4人編成により生まれたスペースから新たなジャムに発展する。4月にビルボードライブ東京・大阪ツアーも好評を博したTOKUを中心として今年結成されたばかりのThe Free Nationは、ジャズ、ポップスを横断する幅広い音楽性と即興演奏を披露する。DJセットに、モジュラー・シンセ界を牽引するHATAKEN、キーボードの魔術師坪口昌恭が参加。終盤にはSUGIZOをホストに、出演者全員が入り乱れて参加するジャム・セッションのセットが設けられる。

SUGIZOのギター、TOKUのフリューゲルホルン、坪口昌恭のキーボード、HATAKENのモジュラーシンセが即興演奏でどのようなケミストリーを発生させ、この一瞬しか観ることができないマジカルな瞬間を生み出すか期待される。

8/11(木)祝日
What is Jam? “Vol. 1 – New Dawn” at Contact
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Open 5PM – Close 11PM
¥1300 (+1D ¥700) Under 23 *前売りの販売はございません
¥3300 (+1D ¥700) Advance ¥4300 (+1D ¥700) Door
※未成年入場可。顔写真付き身分証明書をお持ちください
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Studio:
SHAG (SUGIZO [g], KenKen [b], 別所和洋 [key], 松浦千昇[dr]) -Live
The Free Nation -Live
SUGIZO & HATAKEN -Live
HATAKEN
坪口昌恭

info :https://www.contacttokyo.com/schedule/what-is-jam-vol-1-new-dawn/

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