シンガー・ソングライター、ビーバドゥービーが9月18日にリリースする新アルバム『Pylon』からのセカンド・シングル「Switchblade」をリリースした。新曲「Switchblade」は、“飛び出しナイフ”をモチーフに、自己防衛と勇気の関係を問いかける楽曲となっている。
アルバム『Pylon』は、これまでの作品以上に幅広く複雑な感情を描いたロック・アルバムとなっている。怒り、孤独、高揚、憂鬱、そして自分でも制御できないほどの強い愛情が、作品全体を通して交錯している。
ビーバドゥービーことベアトリス・ラウスは、すべての答えを理解できると考えていた段階をすでに通り越し、答えの出ない感情そのものと向き合っている。さまざまな感情が激しく揺れ動く『Pylon』は、そうした「わからなさ」を受け入れる作品でもある。不安や迷いを抱えたまま過ごすことが、感情面でもサウンド面でも大きな表現へとつながっていく。相反する感情が同時に存在することこそが、本作の核になっているという。
ビーバドゥービーはアルバムについて、次のように語っている。「『Pylon』は、ネガティブな感情がまた戻ってくることを受け入れる作品。不安な気持ちや、混乱している自分を受け入れることも、成長して自分自身をより深く知るために必要な過程だと思う。そういうつらい出来事をすべて乗り越えなくてはいけないし、私はそれについて書かなくてはいけないと思う。」
全英アルバム・チャート1位を獲得した前作『This Is How Tomorrow Moves』に続く、ビーバドゥービー通算4作目のアルバム『Pylon』は、これまで以上に鋭く力強いサウンドを打ち出した意欲作だ。アルバム・タイトルの『Pylon(パイロン)』とは、世界中の主要幹線道路沿いに立つ送電塔のこと。その力強く細長い姿は、この数年間のツアー生活の中で孤独や断絶感に直面していたビーバドゥービーにとって、故郷の友人や家族とのつながりを思い起こさせる存在だったという。
またこのタイトルは、彼女の新たなサウンドの象徴でもある。本作全14曲を覆う激しいディストーションのうねりは、送電線の下で耳にする電流音のような緊張感を帯びている。さらに『Pylon』は、20代半ばという人生の節目に繰り返し襲う不安や葛藤を映し出す象徴でもある。
「自分はずっとこのままなのだろうか?人生とは、ただパイロン(送電線)が延々と続く道のようなものなのだろうか?」そんな問いが本作には込められている。
ロック・ミュージックを愛し、その伝統を尊重しながらも自由に解釈してきた彼女は、本作でクラシック・グランジ、ミッドウェスト・エモ、90年代オルタナティヴ・ロックといったルーツへ立ち返りながら、これまでで最も荒々しく直接的なサウンドへと到達した。「私が愛してきた音楽は、いつも自分の音楽に影響を与えてきた」と語る彼女は、本作でその原点に真正面から向き合ったという。
アルバムには豪華ゲストも参加。パラモアのヘイリー・ウィリアムスは、高揚感あふれるインディー・ロック・ナンバー「Nothing To Prove」に参加。この楽曲では、自分が成功した時だけ近寄ってくる表面的な友人たちから自らの力を取り戻す姿が描かれている。また、「Powerlines」にはターンスタイルのブレンダン・イェーツがゲスト参加。さらに、パイングローヴのエヴァン・スティーヴンス・ホール、デフトーンズのチノ・モレノ、タイトル・ファイトのシェイン・モランらも名を連ねる。加えて、「Write Me A Letter」ではThe 1975のマシュー・ヒーリーとジョージ・ダニエルがプロデュースを担当している。
ビーバドゥービーは、本作のリリースにあわせて自身最大規模となるツアー「Powerlines Tour」を開催。10月1日の北米公演を皮切りに、マディソン・スクエア・ガーデン、ロサンゼルスのKia Forum、ロンドンのThe O2などを巡る、自身初のアリーナ・ツアーとなる。
【アルバム情報】
アーティスト名:beabadoobee (ビーバドゥービー)
タイトル: Pylon (パイロン)
発売日:2026年9月18日(金)
レーベル:Dirty Hit
<トラックリスト>
- Pylon
- Sun Has Set
- Estranged
- Switchblade
- Write Me A Letter
- It’s Alright
- In Motion
- Memories
- Nothing To Prove
- Radio
- Powerlines
- Spark
- Despite That
- Satellite
ストリーミング・リンク : https://beabadoobee.ffm.to/pylon
