2021年に解散したDaft Punkの片割れとして知られるThomas Bangalterが10月25日にFred again..とのサプライズB2BセットでDJ復帰を果たしたことが大きな話題になっている。
Thomas BangalterとFred again..は、パリのポンピドゥー・センターで開催されたフランスの独立系レーベル「Because Music」の20周年記念イベント「Because Beaubourg」に参加。Daft Punkの元マネージャーでJusticeらが所属する人気レーベル「Ed Banger」の設立者としても知られるBusy P aka Pedro WinterとErol Alkanのb2b中にステージに登場した。
Fred again..はイベントの前日にSNS上でパリでのイベント出演を仄めかしていたが、その後イベントに参加することを正式に告知。その際にはThomas BangalterとB2Bセットでプレイすることを告知するポスターを投稿していた。
Thomas Bangalterが公の場でDJセットを披露するのは16年ぶり。Midnight Rebelsによると、最後にプレイしたのは2009年、ロサンゼルスで開催されたBusy Pの誕生日パーティーでの出演だったという。
Because MusicのYouTubeチャンネルからライブ配信され、期間限定でアーカイヴが公開されていた(現在は視聴不可)このB2Bセットでは、Donna Summer「I Feel Love」、Mr Ozio「Flat Beat」のほか、Thomas BangalterによるDJ Mehdi「Signatune」のエディットとChromeo「Needy Girl」、Stanton Warriorsによる追加ビートのマッシュアップ(「Signature (Thomas Bangalter Edit) / Bonus Beats / Needy Girl (Acapella) – DJ Mehdi / Stanton Warriors / Chromeo」*『Stanton Warriors – Sessions Vol 3』というDJ Mixに収録されていたものと同じと思われる)をプレイ。
その他にもDaft Punkの「Contact」、RadioheadのJonny Greenwoodによる映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』のサントラ曲やThe Chemical Brothersの「Galvanize」などを披露する様子がイベント後に投稿されたSNS動画から確認できる。
また、DJセットの最後にFred again..は「自分の人生で最もクレイジーな2時間だった」とマイクを取ってポンピドゥーの観客に感謝を述べていたことも報告されている。
先月、Daft Punkは人気ゲーム『フォートナイト』内でバーチャルイベントを開催した。一方、Fred again..は、先月”更新され続ける作品集”的 アルバム『USB』シリーズ第二弾『USB002』リリースを発表。現在はそれに伴う10週に渡るツアーと楽曲リリースを行なっている。
source: https://mixmag.net/read/daft-punk-thomas-bangalter-makes-surprise-return-to-decks-with-fred-again-b2b-news
text by Jun Fukunaga
