UK、ウェールズ出身のプロデューサー/シンガー、ケリー・リー・オーウェンス(Kelly Lee Owens)が新EP『KELLY』を11月21日にリリースすることをアナウンスし、新曲「ASCEND」をリリースした。新EP『KELLY』はDirty Hitが立ち上げたエレクトロ・ミュージックにフォーカスした新レーベル、dh2からのリリースとなる。
EPからの新曲「ASCEND」は、ケリーがUKエレクトロニック・シーンの重要アーティストだと再確認させる作品だ。ダンスフロアを躍動させるビート、アナログの質感、冷たく透き通るボーカル・エコーを融合させたこのトラックは、感情的な高揚をもたらす。
EP『KELLY』は彼女のキャリアで最もストレートでダンスフロア対応のプロジェクトであり、クラブ向けに設計された緊迫感あふれる作品。2024年にリリースされた4枚目のスタジオアルバム『Dreamstate』の成功を受け、ケリーはテクノを基盤としながらも、ナイトライフで機能する作品を制作した。
「このEPは、音そのものと、クラブや音楽イベントでしか得られない集合的、身体的体験を体現したもの。音響的には非常に内臓に響く感じなの。私は境界線上に存在する音に惹かれてきた——不気味で、不安を煽り、時に居心地の悪い音。それはまさに私の感情が置かれた場所であり、世界もそれを反映していると思う。混沌から抜け出したいという欲求と、時に自ら進んでその混沌に沈んでいくという衝動の間で、絶え間ないせめぎ合いがある」とケリー・リー・オーウェンスはコメントしている。
このEPは、音響実験や文化的影響力を通じて、メインストリームの外に存在する空間や人々を拡大するというケリーの使命をさらに発展させたものだ。ケリーはエレクトロニック・ミュージック界の女性たちの結束と独立系クラブ・シーンを支えるコミュニティの擁護を続けている。
過去12ヶ月はケリーにとって重要な節目となった。US、UK、ヨーロッパを跨ぐヘッドライン・ツアーを行い、彼女が長年サポートしてきたアンダーグラウンド・シーンにスポットライトを当てると同時に、女性DJたちの活躍の一翼を担った。グラストンベリー、プリマヴェーラ・サウンドといった大型フェスティバルへの出演は、彼女を世界的なエレクトロニック・シーンの中心的存在へと押し上げた。
昨年のライブ活動と並行し、ケリーはザ・ケミカル・ブラザーズ、バイセップ、カリブーのサポートDJとして傑出したパフォーマンスを披露。北ウェールズでの無料コミュニティー・イベントや、チャーリーXCXの「PARTYGIRL」テイクオーバー企画の一環としてBoiler Roomに出演した。
【EPリリース情報】
アーティスト名:Kelly Lee Owens (ケリー・リー・オーウェンス)
タイトル: KELLY (ケリー)
発売日:2025年11月21日(金)
レーベル:Dirty Hit
<トラックリスト>
- ASCEND
- 132 Techno
- Descend
- Lose your Head
ストリーミング・リンク : https://kellyleeowens.ffm.to/kelly
