ロックからヒップホップまで、今最もトンがった折衷サウンドを鳴らし、9月にはタイラー・ザ・クリエイターの世界ツアーで来日するLA出身の2人組Paris Texas(パリス・テキサス)が新作EP『They Left Me With A Gun』をサプライズリリースした。
『They Left Me With A Gun』は、つい先日発表されたEP『They Left Me With The Sword』のわずか1週間後にリリースされた彼らの最新作。前EPの続編となるこのEPでは、前作とは異なる方向性のサウンドを展開。前作『“Sword”』が滑らかに弧を描くようなサウンドだったのに対し、この『“Gun”』では、その予想を裏切り予測不可能な荒々しく実験的なサウンドの6曲を収録している。
この『They Left Me With A Gun』のMVは、前作のEP『They Left Me With The Sword』のMVと対を成し、これをもって2つのアンソロジー・プロジェクトのストーリーは完結する。これらのビデオは、メンバーのルイ・パステルとフェリックス、ダン・ストレイト(チャーリーXCX、ブロックハンプトン、エイサップ・ロッキー)によって共作され、ダンは両EPのビジュアル監督も務めている。
2枚のEPは、Paris Texasにとってキャリア史上最大規模のツアーに乗り出す数カ月前に制作。現在ルイとフェリックスの2人は、そのタイラー・ザ・クリエイターの“クロマコピア:ザ・ワールド・ツアー”をリル・ヨッティらと行っており、地元ロサンゼルスのCrypto.comアリーナでは6回をソールドアウトに。このあとアメリカ東海岸へと向かい、更に北米を縦断し、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリアとニュージーランド、そして日本でも開催される。
これら2枚のEPは、彼らのファンから愛されるシングル「girls like drugs」を収録した2021年のEP『Red Hand Akimbo』と精神的に繋がっている。不気味なほど馴染みのある秘密の声で語られるこの2作でもって、Paris Texasはその拡大し続けるビジョンの次の段階へと突入。長年の友人でありコラボレーターでもあるビリー・レモスとディリップを協力者の中心に迎え、これまでのプロジェクトよりもコラボレーション的なアプローチを展開する。
Paris Texasは、彼らの初期の2作のEP『Boy Anonymous』と『Red Hand Akimbo』で包括的な世界観を構築し、Vulture、i-D、The FADERをはじめ評論家から絶賛されたEP『Mid Air』により、音楽シーンで最もエキサイティングな新人アーティストとしての地位を確立した。
■リリース情報
Paris Texas(パリス・テキサス)
ニューEP『They Left Me With A Gun』02.28.2025 RELEASE
配信リンク:http://orcd.co/tlmwag
レーベル:Paris Texas LLC