2020年に亡くなったDJ/プロデューサー、Andrew Weatherallが率いた伝説的ユニット、The Sabres of Paradiseが、2025年に再結成することを発表した。
The Sabres of Paradiseは、Andrew Weatherall、Jagz Kooner、Gary Burnsの3人によって1992年に結成。1995年の解散までにWarp Recordsから『Sabresonic』(1993年)、『Haunted Dancehall』(1994年)、『Sabresonic II 』(1995年)という3枚のアルバムと複数の12インチシングルをリリースしている。
活動再開第一弾として、The Sabres of Paradiseは2025年6月にバルセロナで開催されるPrimavera Soundに出演する。このフェスでのライブはThe Sabres of Paradiseにとって1995年の解散以来、30年ぶりのライブとなる。その他のライブ日程は今後数ヶ月のうちに発表される予定だ。
また、The Sabres of Paradiseは再結成の理由について、Instagramで以下のように述べている。
「Primavera Soundでの公演は1995年以来初めてのライブとなるので特別なものにしたいと考えている。また、我々が再結成した理由は、今は亡き仲間Andrew Weatherallの遺産を確かなものにするためだ。彼は真の先見者であり音楽の天才だった。我々は毎日彼のことを想い、彼が誇りに思ってくれることを願っている」
https://www.instagram.com/p/DBggXf9oY4v
なお、2025年のPrimavera Soundでは、Sabrina Carpenter、Chappell Roan、Charli xcxという、今年大きなバズを呼んだポップスター3組がヘッドライナーを務める。また、LCD Soundsystem、Sturgil Simpson、HAIM、FKA twigs、TV on the Radio、Clairo、Fontaines DC、IDLES、Turnstile、Spiritualized、Stereolab などの出演が決定している。
Andrew Weatherallが亡くなったことで可能性が消滅したと思われていたThe Sabres of Paradiseの再結成。今後、ライブだけでなく、新作音源がリリースされることにも期待したい。
source:https://www.instagram.com/p/DBggXf9oY4v
text by Jun Fukunaga