ベルリンの名門クラブとして知られる「Tresor」が、新たにクラブのマネージャーや会場プロジェクトを支援するトレーニング&メンタリングプログラム「Academy of Subcultural Understanding」の実施を発表した。
2025年1月から5月末までの5か月間にわたって開催されるこのプログラムは、Tresor Foundationが主催するクラブの運営方法が学べる講座プログラムとなっており、主要都市以外のEU圏内の都市でクラブをオープンしたい若者を対象としている。8名が参加可能な同プログラムでは、それぞれの地域や国でアイデアの実現をサポートする業界キーパーソンとの接点を提供する。
また、参加者は2025年2月と5月の2回、ベルリンでの2週間の対面トレーニングへの参加が求められる。宿泊施設は提供され、トレーニング期間中は入場規制、セキュリティ、バー運営、クラブコンセプトの開発など、クラブ運営に関する実践的な内容を学ぶ。講師陣には、ベルリンを拠点とする業界の重鎮やTresor及び関連会場のスタッフが名を連ねる。
応募条件は、まず英語が堪能なこと。次に21歳から35歳までの年齢制限があり、EU圏内でのクラブ開業について具体的なアイデアを持っていることが必要となる。応募締切は11月21日となる。
なお、このプログラムはTresorのオーナーDimitri Hegemann氏が、元ブッキング担当のDiana Alagić氏と社会学者のMartin Fuller氏と共同で立ち上げたもので、今年前半に12週間のコースとして初めて実施された。
「Academy of Subcultural Understanding」への応募はこちらから。
source: https://academy.tresor.foundation/application/
text by Jun Fukunaga