NASAがJon Hopkinsの楽曲「Forever Held」を月に送付することを発表した。

現在、NASAは3万5000人以上の作家、アーティスト、音楽家、映画製作者の作品を7回に分けて月に送り届ける「Lunar Codex」というプロジェクトを実施している。今回、NASAは、その一環として「Forever Held」を選出。これにより同曲は月に送付されることとなった。

「Forever Held」は、アイスランドのマルチ楽器奏者Ólafur Arnaldsによるストリングスアレンジが特徴的な楽曲で、その一部は今年10月にリリースされたColdplayの最新アルバム『Moon Music』収録曲「MOON MUSiC」のイントロ部分でも使用されている。

楽曲のタイトルは、NASAのクリエイティブディレクターErica Bernhardが宇宙に送った手紙の中にある「Forever enveloped in your gravity(永遠にあなたの重力に包まれて)」というフレーズから着想を得たという。現在はErica Bernhardによるビジュアライザーも公開されている。

Jon Hopkinsは本作について、プレスリリースで次のように述べている。

「地球に『包まれている』感覚を伝える永遠の作品を作りたかった。私たちの惑星の脆弱さと力、そして人類が自らの運命に果たす役割について考えていた」

また、この楽曲は月への送付だけでなく、ワシントンDCのNASA本部で開催される没入型展示「Space for Earth」の中心作品としても展示される予定だ。NASAの公式サイトによると、この展示では「境界や限界のない相互接続された世界として、宇宙からしか見ることのできない地球を体験できる」という。

なお、Jon Hopkinsは今年8月に最新アルバム『RITUAL』をリリースしている。

source:https://mixmag.net/read/jon-hopkinss-new-track-forever-held-moon-nasa-news
text by Jun Fukunaga

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