今月アムステルダムにて開催される都市型音楽フェス「Amsterdam Dance Event (ADE)2024」の一環として、音響技術企業のDolbyによる”多空間のオーディオの聖域”を創出する体験型イベント「Dolby Atmos House」が開催される。
10月17日〜18日の2日間に渡り、市内のTOBACCO Theaterで行われるDolby Atmos Houseでは、4つの異なる空間を使い、リスニングセッション、コンサート、トーク、ミキシングワークショップを実施。イベントには世界的な知名度を持つエレクトロニックミュージック・アーティストが参加し、Dolbyによる最先端の没入型サウンド技術を体験する特別な機会を提供する。
Have you ever been enveloped in ultra-precise sound? This ADE, @Dolby returns with Dolby Atmos House, transforming the TOBACCO Theater into a multi-space auditory sanctuary. 🔊 pic.twitter.com/dpWHCvBbxE
— AmsterdamDanceEvent (@ADE_NL) September 24, 2024
10月17日は、オランダのレーベル「Armada Music」による専用のリスニングシアター(STMPD Studios、JUR、CLEVER°FRANKEによる提供)を用いたリスニングセッションが行われる。このプログラムでは、トランスの帝王ことArmin van BuurenやJoris Voorn、Ela Minusらが自身の創作プロセスに関する洞察を提供し、Dolby Atmosが彼らの音楽に与える付加価値について語る。
ミキシングスタジオでは、多次元ミキシングの技術と芸術に深く迫る特別なワークショップを通じて、Dolby Atmosの創造的可能性を探ることができる。これらはFiedler Audio(Abletonとのコラボレーション)とオランダが誇るトランスのパイオニア、Ferry Corstenによって主導される。
また、グラミー賞にノミネートされたプロデューサーのサウンドと、Dolby Atmosを使用したアーティスティックなプロセスについて議論する「The Will Clarke Podcast」のライブ録音も行われる。「Sonic Conversations」は、関連性の高い前衛的なテーマを掘り下げる啓発的かつインタラクティブなトークセッションになる予定だ。
夜には、STMPD studios、JUR、CLEVER°FRANKEの協力の下、マルチ・ディシプリナリー・アーティスト(多分野活躍するアーティスト)で音楽家のLudoWicによるDolby Atmos Liveコンサートも開催される。このコンサートでは、Dolby Atmos技術を活用した音と映像のスペクタクルな体験を創出する。
また、10月18日のリスニングシアターのプログラムには、今年フジロックで来日したKraftwerkやニュー・ウェイヴレジェンドのNew Orderのほか、デトロイトのベテランテクノプロデューサーDJ Bone、若手DJスターCARISTA、ハードテクノ注目株DIØNらがラインナップされている。
イベントはADE参加者や音楽愛好家、音響のプロ、テクノロジーのトレンドセッターまでの交流の場を目指しているとのことだ。なお、来場者は無料でイベントに参加できる。
Catch hardtechno sensation DIØN during an up-close listening session at Dolby Atmos House on ADE Friday. Enveloped in rich sound waves, the Amsterdam-based artist will unravel the creative process behind ‘Are We Dreaming’ pic.twitter.com/phck5FI6WM
— AmsterdamDanceEvent (@ADE_NL) October 11, 2024
source:https://www.amsterdam-dance-event.nl/en/partners/dolby/2555605/
text by Jun Fukunaga