日本をルーツに持つマルチ・インストルメンタル奏者/シンガー、サヤ・グレーが待望のデビュー・アルバム『SAYA』を来年2月21日にリリースすることをアナウンスした。アルバムのアナウンスに際し、1stシングル「SHELL ( OF A MAN )」をリリースしている。

サヤ・グレーは2022年に最初のプロジェクト『19 MASTERS』をリリースして以来、他のミュージシャンとは異なる定義不可能なアーティストとしてファンの心を掴んできた。音楽の遊牧民の様にサヤは、ジャンルからジャンルへとエレガンスを携えながら自然に飛び回り、その境界線をシームレスにしていく。アルバムからの1stシングル「SHELL ( OF A MAN )」は、サヤが初めてカントリー・ミュージックからの影響を取り入れた楽曲で、印象的なギター・リフで始まり、甘く空気の様に漂うヴォーカルが幾重にもコラージュさせている。

サヤは2023年に自身のルーツである日本を訪れ、まるで映画の主人公のように一人旅をすることで、精神的なしがらみから解き放たれたと言う。サヤは、インスピレーションが湧く場合に備えて、旅にはアコースティック・ギターを持参していた。ビートルズやレッド・ツェッペリン、そして彼女のカナダ・フォークの先達であるジョニ・ミッチェルの偉大な作品に影響を受けているという。アルバム『SAYA』のレコーディングにおいて、彼女は過去の作品の荒削りな部分を磨き、よりメロディアスなフォークソング・クラフトのまとまった作品を作りあげた。

サヤは日本人の母とスコットランド系カナダ人の父を持ち、カナダのトロントで生まれた。サヤは2歳でピアノを習い始め、幼少期は兄と一緒にトランペットやピアノ、トロンボーン、サクソフォーンなどなどあらゆる楽器を習得。10代なるとバンド活動を始め、その後セッション・ミュージシャンとして活躍。14歳からジャズ・フェスティバルをはじめジャマイカのペンテコステ教会で演奏し、16歳の頃には、オープンマイクやナイトクラブ、ジャズフェスティバルで大人と一緒に演奏するようになっていた。やがてサヤは、グラミー賞受賞のネオ・ソウル・シンガー、ダニエル・シーザーやウィロー・スミスのベーシスト兼音楽監督として、国際的なツアーの大きなオファーを受けるようになっていった。

サヤ・グレーはThe 1975やリナ・サワヤマ、ビーバドゥービーなどが所属するレーベル、Dirty Hitと契約。2022年、Dirty Hitから初となるプロジェクト『19 MASTERS』でサヤ・グレーは心地よさと不快さ、広大さと親密さを感じさせる音のコラージュを作り出す彼女のユニークな能力を世界に示した。更に彼女はエキサイティングな新章を意味する2部作のEP『QWERTY』と『QWERTY II』 をリリースし、遂にデビュー・アルバム『SAYA』をリリースする。

【アルバム情報】
アーティスト名:Saya Gray(サヤ・グレー)
タイトル: SAYA (サヤ)
国内盤発売日:2025年2月21日(金)
レーベル:Dirty Hit

(トラックリスト)
01 ..THUS IS WHY ( I DON’T SPRING 4 LOVE)
02 SHELL ( OF A MAN )
03 LINE BACK 22
04 PUDDLE ( OF ME )
05 HOW LONG CAN YOU KEEP UP A LIE?
06 CATS CRADLE!
07 10 WAYS ( TO LOSE A CROWN )
08 H.B.W
09 EXHAUST THE TOPIC
10 LIE DOWN..

ストリーミングリンク : https://sayagray.ffm.to/saya

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