民謡、民族音楽と電子音との蜜月。オルタナティブ・ワールドミュージック・クルーCRAZY BANANAの新パーティ“暮花(くればな)”が、10月2日に渋谷R Loungeにて開催される。
アヴァンギャルドでカルト、だけど懐かしい幼少のときめき。音楽の深淵に流れる、温もりと花の香りを追って、絶対普遍の音を探しにいこう。
くふきが出たぞ!民謡や祭曲から電子音楽、エクスペリメンタル、さまざま越境サウンドを脱構築的に電子処理する東京のトリオKUFUKIは、2012年に初のスタジオ・アルバム『Kufuki』を発表。世界中の音楽メディアから絶賛されたこのアルバムを皮切りに、2013年には韓国、2014年にはヨーロッパをツアーし、ドイツ、ポルトガル、イギリスでも公演を行なっている。アジア、中東、宇宙を無尽に旅するミュータント祭曲に依存するリスナーが囃子を聴きつけやってくる。
概念か現象か、はたまたそんなものは存在しないのか、ゴルジェというジャンルは誕生してから今日まで音楽評論家を悩ませ続けてきた。総本山GORGE.INは世界に誇るゴルジェレーベルで、所属する東京アンダービートシーンの豪腕 Drastik Adhesive Forceの、BPM60周辺で展開される滑稽で不穏な圧倒的美は、リスナーの視覚の意味を奪うほどのディープリスニングデバイスを繰り広げてくれる。
さらに、フルート奏者yuukitamanoが合流。音楽の行き先をフルートとエレクトロニクスで占う無限の即興は、オーディエンスの心根との合致を繰り返すかもしれない。
昨年末にリリースされた、蟻アントによる『大事ない未来』は、日本を感じさせながら異国情緒に溢れ、鮮明なようで淡く、陽気なようでスリリングな、生々しい夢をみているような、前人未到の奇作の現代名盤だ。独自のトライバルミュージックを追求してきた蟻アントのライブは圧巻で、歌い手mocodanonとKanno Anko、田村虹賀、そしてダンサーMaoとMISAが加わるこの日、いよいよ拓けた先の桃源郷へと飛び込む。
DJには、邦楽曲の古典から前衛までを横断するDJイベント“三々五々”の主催 なべこと、CRAZY BANANAの支配人で蟻アントのDJ名義AGといった、徹頭徹尾に渡る“暮花”の様式が追求される。
CRAZY BANANA presents 暮花 (くればな)
2024.10.2(wed)
Open 18:30
Close 23:30
¥2,000 (別途1Drink)
~dub, global bass, slab, minyo, experimental …etc~
Live:
KUFUKI
Drastik Adhesive Force
yuukitamano
蟻アント & mocodanon, Kanno Anko & dancers (Mao / MISA / 田村虹賀)
DJ:
なべこ(三々五々)
AG(CRAZY BANANA)
and more…
Food:
サイババキッチンあべんべ@Cocotable