FKA twigsが最新アルバムにして3枚目のアルバムとなる『Eusexua』を2025年1月24日にリリースする。
アルバムタイトルの”eusexua”は、FKA twigs自身が生み出した”存在の状態”を表す造語だ。この造語は日常生活の中で経験する一時的な超越感を指し、アート、音楽、性、一体感によって喚起される瞬間的な高揚感を表現するものと説明されている。また、“至福と無限の可能性を感じさせる体験”であり、”人間体験の頂点”を指すこともあるという。
プラハのアンダーグラウンドテクノシーンがインスピレーション源になったというアルバムからの先行曲「Eusexua」には、プロデューサーとしてKorelessとEartheaterが参加。トランスの要素を取り入れたダンスミュージック調のトラックになっている。また、Jordan Hemingway監督が手がけたMVも公開されており、さまざまな人物が”eusexua”の意味について語る内容になっている。
アルバムについて、FKA twigsはSNSで以下のように説明している。
EUSEXUAは、その創造の年月の間、私の実践でした。それは私の代表作であり、まさに私というアーティストの中心にあるピンのように感じられます。EUSEXUAは、プラハのレイヴパーティーのトイレで手の甲に走り書きされた「この愚か者たちの部屋で私たちは何かを一緒に作る」という言葉から生まれました。そして、私たちはそのとおりにします。私たちはレイヴで踊り、汗を流し、キスをし、文化の轟音とともに愛を交わします。EUSEXUAは実践です。EUSEXUAは存在の状態です。EUSEXUAは人間体験の頂点です。
EUSEXUA has been my practice for the years that it has been in creation. it is my opus and truly feels like a pin at the centre of the core of my artist. EUSEXUA was birthed in chicken scratch, written on the back of my hand in a toilet at a rave in prague, ‘this room of fools WE… pic.twitter.com/u1CnmmJTmB
— FKA twigs (@FKAtwigs) September 13, 2024
なお、FKA twigsは、アート作品「The Eleven」の展示を9月26日までロンドンのサザビーズで行う。この作品は、FKA twigsが考案した”自己治癒を求める身体的・芸術的な探求”のためのパフォーマンス・アート作品になっており、11人の”ムーバー”によって交代で演じられる。FKA twigs自身も参加し、出演者と共に心と体に感じる変化をリアルタイムで記録するとのことだ。
Went to @Sothebys London, saw a new “durational piece” (The Eleven) by @FKAtwigs pic.twitter.com/rJqbKCev8q
— Gareth Harris (@garethharr) September 13, 2024
『Eusexua』は、デジタルおよびCD、レコード、カセットでリリースされる。現在は各種プレオーダー受付中だ。
Text by Jun Fukunaga