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    Home»Music»Wu‑Tang Clan最後の来日公演で約2万人が大熱狂!ライブレポート到着
    Music

    Wu‑Tang Clan最後の来日公演で約2万人が大熱狂!ライブレポート到着

    2026年5月25日2 Mins Read
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    photo credit: Danny Hastings
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    史上最強のHIPHOP軍団ウータン・クラン(Wu‑Tang Clan)が約29年ぶりに来日を果たし、昨日5月24日(日)Kアリーナ横浜にて最後の来日公演<Wu-Tang Forever: The Final Chamber>を敢行した。会場には約2万人のファンが集結、ベテランらしい圧巻パフォーマンスで大興奮・大熱狂のままステージは幕を閉じた。以下、最速ライブレポートをお届けする。

    Wu-Tang Clan Kアリーナ横浜 5.24.2026 (Text:池城美菜子)

    Wu-Tang Forever

    生き様、仲間、約束、哲学、エンタメ、重低音、ヒップホップ。

    97年のセカンド・アルバムですでに「永遠」を誓ったウータン・クランが、29年ぶりに来日を果たした。「ファイナル・シャンバー」、「最後の邂逅」ともある。メンバーのうち、インスペクター・デックとU-ゴッド、カパドンナは、ヴィザの都合で揃わないと事前に知らされた。大事なヴァースを担うデックが来ないのかー、と10秒ほど落ちたのは事実。だが、この邂逅自体が奇跡なのだ。

    オープニング・アクト4組がきっちり場を温めた、ほぼ満席のK.アリーナ。ステージのバックドロップの巨大な寺院の輪郭が浮かび上がり、バンドが見えてきた。ツイン・ドラムにキーボード、ベース、ギター、コーラスにDJ。気合しか感じないセットだ。

    総帥、RZAが登場、「Sunlight」が流れる。続いてニューヨーク・ニックスのカラーのジャージのゴーストフェイス・キラー(以下、GFK)、レイクウォンで「Bring Da Rukus」。GFK、レイクウォン、マスター・キラーは体型が似てきて、口を開くまでなかなか見分けられない。「Clan in Da Front」で哲学者然とした佇まいのGZAが落ち着いたフローを披露。「Wu-Tang Clan Ain’t Nothing tha Fuck Wit」で会場がぶち上がるなか、ステージ上の人数を数える。メソッド・マンの姿がまだ見えなくて、不安になる。と、ひょうひょうと出てくるジョニー・ブレイズことメス。ここで、「Method Man」を投下。このチームワーク、このタイミング。「M-E-T-H-O-D メェン!」でオーディエンスの声が揃った。亡き父、オールダーティー・バスタードの髪型にしたヤング・オールダーティ・バスタードが父のヴァースを担う。私たちが目にしているのは、通常のライヴではない、と悟る。ヒップホップの歴史が刻まれる瞬間を目撃しているのだ。「Protect Ya Neck」で『Enter Tha Wu-Tang』のパートは終了。

     一旦、捌けてソロ・パートへ。ウータン・ファミリーのテキーシャが「Can’t It Be So Simple」を迫力のある歌声で歌い上げると、GFKとレイクウォンのかけ合いパートへ。中学時代からの友人であるふたりの絆は強い。『Only Built 4 Cuban Linx..』の代表曲で、絶妙のかけ合いを見せる。向かい合ってラップし、「俺ら30年以上、これやってるよな」とのボソッと言ったのが良かった。「Ice Cream」のメソッドマンのヴァースが録音だったので、「あれ?」と思っていたら、最後のヴァースでメス本人が登場。ステージ上のふたりに向かって「I‘m fucxin’ with y’all(ちょっとからかってみた)」と言い放ったのは、笑った。ウータン最後のステージが、湿っぽいはずはない。

     メソッドマンの『Tical』パートでは、ウータンおよびキラ・ビーズ関連のラッパー、ストリートライフが登場。DJもマスマティックスだし、ファミリーの結束は固い。圧倒的な華を見せたメスの次は、渋すぎるGZA。MCで哲学を語ってくれるのだが、英語がわかっても難しい。そのハードルの高さも、ウータン・クランだ。「Living The World Today」でいとこのRZAと並ぶと、DNAの強さを感じる。RZAに呼ばれて、堂々と通訳をこなすA-Witchが頼もしかった。マスタ・キラーのソロ「No Said Date」の次が、GZAとメスの「Shadowboxin’」。この曲を披露するのは15年ぶりだそう。オールダーティー・バスタードの「Simmy Simmy Ya」でヤング・オールダーティ・バスタードが客席に飛び込む。ここでも、「いいから戻ってこい」と声をかけるメスがおもしろかった。

     セットチェンジのたびに映るのは、武道やカンフーを思わせる映像だ。2度目の衣装替えをしたRZAが90年代ヒップホップのエネルギーを語りながら、亡くなったラッパーを背景に映して追悼を始めた。ビズ・マーキーの「Just a Friend」、ア・トライブ・コールド・クエストのファイフの「Can I Kick it?」で客席とのコール&レスポンスがしっかり成立をした。ほかのメンバーも戻ってきて、『Wu-Tang Forever』から「Reunited」。「It’s Wu-, Mather fuxker(これがウーだ、バカ野郎)」の締めで2つのドラムの乱れ打ちが決まる。大団円は当然、「C.R.E.A.M」。会場中の声がひとつになった。ラストの「Triumph」はタイトル通り、ウータン・クランとヒップホップの勝利宣言だ。オープニングに登場した日本人のラッパーも、ステージに加わる。ウータンがマイクを回すなか、後方で動き回って徹底して盛り上げたZeebraがさすがだった。

    100分間、短く切った分を含め30曲弱のステージが終わった。平均年齢56歳のウータン・クラン面々がこの夜に見せつけた声の強さ、ラップのキレ、スワッグは伝説になるだろう。イースト・コーストの90年代ヒップホップの美学と、紆余曲折があっても仲間でまとまる生き様に、横浜まで足を運んだ全員が食らったはず。ウータン・クランは、たしかに永遠だった。

    なお今回の最後の来日公演開催を記念して、伝説のデビュー・アルバム『燃えよウータン』がカセットで限定復刻。また同作のアナログ・レコード(輸入盤)は黒盤、イエロー盤とも日本語帯付きで数量限定で発売中。どの作品も今回の来日公演の日時や会場名が入ったスペシャル・アイテムとなっており、彼らの最後の来日公演の記念アイテムとして完売前の今のうちに是非手に入れていただきたい。

    ▼『燃えよウータン』限定カセット購入・アルバム再生はこちら

    https://WuTangJP.lnk.to/EnterTheWuTang

    ▼ウータン・クラン プレイリスト再生はこちら

    https://WuTangJP.lnk.to/essentials

    ▼90年代HipHop黄金期プレイリスト『90s HipHop Classics』プレイリスト再生はこちら

    https://lnk.to/90sHIPHOPCLASSICSTW

    ▼「C.R.E.A.M. (Cash Rules Everything Around Me) 」日本語字幕入りMV視聴リンク

    ▼「Protect Ya Neck」日本語字幕入りMV視聴リンク

    【商品情報】

    ■ウータン・クラン 『燃えよウータン【完全生産限定盤/カセット】』

    2026/05/13 Release

    SITP-6  2,200円(税込)

    ■完全生産限定盤 ■国内盤限定 ■ホワイト・カラー・カセット仕様  ■外箱スリーヴ付 ■日本語解説付

    ▼Tracklist

    Side A

    1         Bring Da Ruckus   

    2         Shame On a Nigga 

    3         Clan In Da Front      

    4         Wu-Tang: 7th Chamber   

    5         Can It Be All So Simple / Intermission  

    Side B

    1         Da Mystery of Chessboxin’    

    2         Wu-Tang Clan Ain’t Nuthing ta F’ Wit 

    3         C.R.E.A.M. (Cash Rules Everything Around Me)   

    4         Method Man

    5         Protect Ya Neck   

    6         Tearz 

    7         Wu-Tang: 7th Chamber – Part II (Conclusion)   

    Wu‑Tang Clan
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